コタク・ジャパン・ブロマガ

知られざる? ゴジラについての10の真実

2014/04/21 21:30 投稿

コメント:1

  • タグ:
  • 登録タグはありません
  • タグ:
  • 登録タグはありません
7月の映画公開も待ち遠しい、我らがキング・オブ・モンスター『GODZILLA』。
【大きな画像や動画はこちら】

そのオリジナルは1954年に公開された『ゴジラ』にあるわけですが、怪獣映画のノウハウを持たなかった東宝の製作陣にとって、撮影は試行錯誤の連続でした。今回は、海外サイトBuzzFeedが公開した『ゴジラについての10の恐るべき事実』という動画をご紹介します。

よく知られた裏話から、ほとんど知られていない逸話まで、オリジンならではの突飛なアイデアも盛りだくさん。目からウロコのエピソードをご覧ください。
 


■1:ゴジラは最初、人形アニメで撮影される予定だった。

ゴジラについての10の真実2

ゴジラから日本の「着ぐるみ怪獣」の歴史が始まります


ゴジラが撮影された1953年当時、ハリウッドをはじめとする巨大モンスター映画は人形アニメ(ストップモーション・アニメーション)による撮影が一般的でした。後にゴジラと対戦する『キングコング』をはじめ、多くの作品が人形アニメで撮影されており、特撮監督を務めた円谷英二も当初はゴジラを同様の手法で映像化することを想定していました。

もしこの時、人形アニメの『ゴジラ』が誕生していたら、きっと『ゴジラ』のたどる運命も変わっていたに違いありません。


■2:初めての着ぐるみは身長6.5フィート(約2メートル)、重さ200ポンド(約90キロ)

ゴジラについての10の真実3

重い、硬い、暑いの三重苦


撮影に当たって、ゴジラのスーツは2体製作されました。当初は着ぐるみ製作に対するノウハウが少なく、はじめに作られた通称「1号スーツ」は、あまりの重さと素材の硬さに撮影が難航し、改良された「2号スーツ」を用いて撮影が進められました。動画が示しているスーツは後者を指していると思われますが、諸説あるものの、軽量化されたとはいえスーツの重さは100キロ近かったといいます。


■3:スーツアクターはカップ1杯の汗を流す

ゴジラについての10の真実4

アメリカンサイズのカップなのでしょうか?


現代でも、いわゆる着ぐるみ役者さんは大変です。ましてや手探り状態で製作された初代ゴジラのスーツにいたっては、演技中にカップ1杯の汗をかくなんてことはざらでした。


■4:特撮の神様「円谷英二」は、ゴジラを巨大なタコとして企画した

ゴジラについての10の真実5

もしゴジラが「大ダコ」だったら....?


「G企画」として、水面下で進行していた『ゴジラ』映画化計画。円谷英二は1953年に提出した「インド洋で大蛸が捕鯨船を襲う」というプロットにこだわり、ゴジラをを巨大なタコとして描くアイデアを構想していました。

結果として、ゴジラを巨大な恐竜とする田中友幸プロデューサーの案が採用されることになるのですが、その後も、東宝作品において「大ダコ」は特異な位置を占めるモンスターとして登場することとなります。


■5:ゴジラのオリジナルネームは、「ゴリラ」と「クジラ」のハイブリッド

ゴジラについての10の真実6

歴史を残した綱倉さん


こちらは、英語圏の人たちには新鮮に思える事柄なのかもしれません。ちなみに『ゴジラ』という名前は、当時の東宝演劇部に所属していた、網倉志朗さんという人物のあだ名が「グジラ」だったことから、語呂がよいとして名づけられたという逸話が残されています。網倉さんはクジラが大の好物で、風貌は「ゴリラ」のようだったのだとか。


■6:ゴジラの予算は破格で、ほとんどスタジオを破産させた

ゴジラについての10の真実7

平均予算の3.5倍!?


当時の通貨で7千万円という破格の予算がつぎ込まれた『ゴジラ』は、観客動員数961万人という異例の大ヒット。当時の平均的な映画制作費が2千万円ほどだったといいますから、もしこの成功がなければ、後のゴジラシリーズは製作されず、もちろんハリウッドゴジラの誕生もありませんでした。


■7:観客はゴジラを本当の出来事だと信じた?

ゴジラについての10の真実8

昔の人は純朴だったんですね


東宝シアターを破壊したゴジラに、観客は実際にゴジラが劇場を攻撃したと思った......と書かれているのは、1954年版『ゴジラ』の中で破壊された、当時の日本劇場のこと。公開当時の日劇は東宝による直営興行が行われており、それは現在のTOHOシネマズ日劇に受け継がれています。


■8:独裁者キム・ジョンイルが日本の特撮チームを誘拐?

ゴジラについての10の真実9

独裁者だってゴジラ・ファン


北朝鮮の前最高指導者だった金正日は大変なゴジラファンで、伝説上の怪物をモチーフとした『プルガサリ』という怪獣映画を製作したとされています。動画では誘拐された(kidnapped)とありますが、実際は中野昭慶氏以下の東宝特撮スタッフは正式に招かれるという形をとっています。


■9:ウォーク・オブ・フェームにゴジラの星

ゴジラについての10の真実10

キングコングも刻まれたい?


ハリウッドのウォーク・オブ・フェームといえば、ショー・ビジネスに関わる人にとっては憧れの観光名所。キラ星のごとく輝くエンターテイナーの名前がテラゾに刻まれているわけですが、その中にはゴジラの名前も刻まれています。ただし、ゴジラに先立つモンスターの星キングコングの名前は、そこには刻まれていません。


■10:幻の企画『ゴジラ対バットマン』

ゴジラについての10の真実11

超カルト作品になっていた悪寒....


25頭を越える大怪獣との激闘を繰り返したゴジラですが、バットマンと対決していたかもしれないことはあまり知られていません。幻の企画として存在した『ゴジラ対バットマン』は、脚本家の関沢新一さんにより、実際にプロットと未完成の初稿が作成されています。

初代バットマン」とゴジラとの競演が実現していたら、きっとポップでキッチュな怪作が実現していたに違いありません。


いかがでしたか? 長い歴史を持つ『ゴジラ』シリーズですが、汲めども尽きない興味深い裏話がまだまだ隠されているはず。紆余曲折を経ながらも、結局は最も望まれる形で誕生した大怪獣ゴジラ。伝説が生まれる背景には、運命的なエピソードが隠されているものですね。

なお、ギャレス・エドワーズ監督による新たな『GOZILLA』は、7月25日に全国公開予定。公開が今から楽しみです!


10 Monstrous Facts About Godzilla[YouTube]
Monstrous Facts About Godzilla[BuzzFeed VIDEO]

キネコ

関連記事

コメント

1~9 知ってた。
10 聞いたことあるような無いような・・・

No.1 127ヶ月前
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

コタク・ジャパンチャンネル

コタク・ジャパンチャンネル

このチャンネルの詳細