海外版とのキャラの名称の違いから、キャラの意外な元ネタまで!
もうすぐ27周年を迎える『ストリートファイター』シリーズ。『ウルトラストリートファイターⅣ』の5番目の登場キャラクターも明かされたところで、これまでのシリーズを遡って意外な豆知識の数々を探してみましょう!
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■初代『ストリートファイター』のディレクターは西山隆志氏とプランナーの松本裕司氏。彼らはその後カプコンを離れSNKに。『餓狼伝説』と『龍虎の拳』シリーズをデザイン。
■『ストリートファイター』の登場キャラクター達のデザインの一部は、『ロックマン』のクリエイター稲船敬二氏による。
■リュウとサガットのふたりは、漫画『空手バカ一代』の登場キャラクター、添野義二とレイバに強く影響を受けている。リュウのバックストーリー、出生の謎、山篭り、滝行、百人トーナメント戦などは、『空手バカ一代』の主人公ともなっている大山倍達氏の人生に影響を受けた。
■リュウとケンは1984年の『カラテチャンプ/空手道』のキャラクター達の進化系とも言える。見た目やコマンド入力やボーナスステージなど、そして続編では対プレイヤー戦ができ、世界中のいろんな場所が舞台になっている。
■アメリカ出身キックボクサーのジョーは、アメリカのキックボクサー、ジョー・ルイスが元になっている。(ボクサーの方ではない)
■イギリスの用心棒イーグルは、『ドラゴン怒りの鉄拳』に出てくる用心棒に似たスタイルで、顔はフレディー・マーキュリーに似せられている。
■ベガは『帝都物語』の加藤保憲の影響を受けている。輝く目に、帽子についた星文様までそっくり。
■カプコンUSAがデザインした唯一のキャラクター、ディージェイは、『ビリーズ・ブートキャンプ』でお馴染みのビリー・ブランクスを元にしている。
■フェイロンはどう見てもブルース・リー。
■『ファイナルファイト』と『ストリートファイター』のヒューゴ・アンドレとアレックスは、プロレスラー、アンドレ・ザ・ジャイアントとハルク・ホーガンが元ネタ。『レッスルマニア3』でのにらみ合いまで。
■初代に登場のマイクと『II』に登場のマイク・バイソン(欧米版ではバルログという名前)は、『ストリートファイターIV』のプロジェクトマネージャーの塩沢夏希氏(による公式ブログ)によれば「おそらく同一人物と思われる」。マイク・タイソンが元ネタ。
■マイク・バイソンの欧米名がバルログなのは、マイク・タイソンと揉めるのを恐れたため。そのため、欧米版ではベガの名前がバイソンに、バルログがベガに、バイソンがバルログになっている。このことは、『ストリートファイターIV』のアフリカ、Small Airfieldステージで小ネタになっている。混乱を避けるため、各キャラは国際的にはボクサー/クロー/ディクテーターとして通っている。
■『II』で登場したコンボシステムは元々はバグだった。あるムーブのアニメーションが、別のムーブによってキャンセルされることで、複数の通常/スペシャル技を繰り出せることとなった。このことが後に『II』を最も影響力の強い格ゲーに。
■製作陣は何度も攻撃を食らうのはフェアじゃないと、2度めの攻撃は常にミスするようにした。『II』のディレクター西谷亮氏は、それではつまらないので元に戻した。
■気絶状態だと受けるダメージが倍になるようにと考えられており、気絶アニメーションのフレーム毎に実装されていたが、後にダメージを倍にする案は無くなった。しかしリュウの気絶アニメーションにそのときのフレームが変更されないまま含まれている。
■コンティニュー画面の「さいごまであきらめてはいけない」というのは、プレイヤーの体力が低い時には、キャラクターによって、攻撃力が上がったり、攻撃範囲が広くなったりする事を暗示するものだった。
■元々のコンティニュー画面には謎の老人が登場予定だった。
■『II』のデザイン画の中には、警官、忍者、ウガンダの魔人、ケンシロウそっくりなヤツなどの没キャラたちも。(これについてはコタク・ジャパン記事「キャラが薄い? 差別的? 『ストリートファイター』シリーズ、幻の没キャラクターたち(動画あり)」もどうぞ!)
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Street Fighter - Did You Know Gaming? Feat. Maximilian [DYKGaming via Kotaku]
(abcxyz)
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