見るからに失敗しそうなものや、失敗理由がわからない、美味しそうなものまで...
米マクドナルドは、今年9月に4.99ドル(約520円)で4つも鶏手羽肉がついてくる「Mighty Wing」メニューを打ち出したものの売れ行きが悪く、結局1000万ポンド分、キログラムにしてなんと、約454万kgもの鶏手羽肉が冷蔵庫に眠ったままの状態が続いているそう。
でも、ファーストフード店がそんな「失敗メニュー」を打ち出しちゃったのは、これが初めてではありません。Jezebelが紹介していた、マクドナルド、タコベル、タコベル、ウェンディーズ、アメリカのファーストフード店の黒歴史、失敗メニューをちょっと覗いてみましょう。
【大きな画像や動画はこちら】
マクドナルドの「McD.L.T.」(マックD.L.T.)
フレッシュなレタスとサラダは「クール」に、熱々のクオーターポンドビーフは「ホット」に。パッケージに仕切りをつけて、食べる直前まで「クール」と「ホット」を分けておき、食べる時に重ねあわせて食べるという画期的なアイデアの「McD.L.T.」。『となりのサインフェルド』のジョージ役、ジェイソン・アレクサンダーさんが出演するミュージカル風のコマーシャルも素敵でした。なんで成功しなかったのかは大いなる謎です。重ねあわせるのが面倒くさかったんでしょうか?
タコベルの「Bell Beefer」(ベル・ビーファー)
タコベルは、ハンバーガー屋じゃないのが売りなのに、どうしてハンバーガーを発売しちゃったんでしょうか?
タコベルWikiによれば、「ベル・ビーファーはバンズの間にタコス肉、乾燥玉ねぎ、レタスのみじん切り、マイルド・ブローダーソースを挟んだもの。ベル・ビーファー・スプリームはそれに角切りトマトと粉チーズが追加されたもの」だったそうです。
さすがにタコベルまで赴いて「コレジャナイ・ハンバーガー」というか、わざわざトルティーヤの代わりにバンズに挟まれたタコスを注文する人は居なかったということなんでしょうか。
ウェンディーズの「Frescatta Sandwiches」(フレスカッタ・サンドイッチ)
おしゃれ感を演出したウェンディーズの「フレスカッタ・サンドイッチ」。サンドイッチチェーンのサブウェイなどに対抗するために出した「フレスカッタ」でしたが、オシャレな「客の目の前で準備される」=商品ができるまで時間がかかる、ということが命取りに。売れ行きは伸びず、すぐに消え去ることとなりました。
バーガーキングの「Enormous Omelette Sandwich」(巨大オムレツサンド)
ソーセージ、卵、ベーコン、チーズ。野菜なんていりません。「Meat'Normous Sandwich」(肉たっぷりサンド)なんてのには加えてハムまで入っていました。
巨大なオニオンリング(よかった、油で揚げられてるけど一応野菜もあった!)とコーヒーもついて、かなり肉体的にも健康的にも 殺人的挑戦しがいのある食べ物だったそうです。Wikipediaによると、ひとつで730キロカロリーだとか。
マクドナルドの「Hula Burger」(フラバーガー)、「McPizza」(マックピザ)、「McSpaghetti」(マックスパゲッティ)、「McHot Dog」(マックホットドッグ)
絵的に食欲のわかないマックスパゲッティを始めとして、どれも不可思議なメニューですが、極めつけは「フラバーガー」。肉の代わりにパイナップルが挟んであります。
元々はカトリック教信者たちが宗教上の理由から四旬節の金曜日に肉を食べることができないため、代わりにパイナップルを挟んだモノを考えたんだそうです。意外にもFacebookには「マックピザをもう一度」なんていうグループが存在したりもするので、一部の人にはツボにハマるお味だったのでしょう。
いやはや、ファーストフードのメニューにも色々あるんですね。私個人の「こりゃないな」メニューは、フィンランドのピザビュッフェチェーンRAXの「マシュマロ・ピザ」でした。文字通り、生地の上にマシュマロと、あとチーズみたいなのが載っていて、甘くて脂っこい食べ物ですが、いつも誰にも取られることなく料理テーブルの上に残っているわりに、メニューからは消えない不思議なピザです。
読者の皆さんの「こりゃないな」と思ったファーストフード店メニューは何でしょうか?
[via Jezebel]
(abcxyz)
関連記事
コメント
コメントを書く