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機械に職を奪われることに怯える方々へ。ロボットに決してできない仕事とは?

2013/11/26 23:30 投稿

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械に職を奪われることに怯える方々へ。ロボットに決してできない仕事とは?


工場の働き手がロボットに職を奪われ始めたのは20年、30年前の話。今やあらゆる分野で機械化が進み、専門的な仕事につく人々でさえ、のんびりとはしていられなくなってきました。

今この記事を書いている訳者も、機械翻訳がどうかこのままキテレツな翻訳文を作り続けてくれますようにと願うばかりです。

しかし「io9」によると、機械化が進んでも働き口の心配はいらないのだそう。今回はこれからの時代にぴったりな、人間にしかできない仕事をご紹介します。
 


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ガイド/アドバイザー/コンサルタント

呼び方はいろいろありますが、つまりは「専門知識を使って人々にサポートを提供する仕事」です。

簡単なところでは駅や街角で人を案内する仕事。もっと専門的な仕事なら、大企業のCEOに役員会議で何を話すべきかをアドバイスする仕事など。必要とされる情報のタイプに応じて、業務内容も待遇も異なるさまざまな職業が生まれます。

データの収集・分析が完全に機械化されて、人間のアナリストやリサーチ職への需要が減るのに対し、アドバイザーはより必要とされる時代に。人間が人間をサポートし、パターン分析や確率モデリングだけでは解決できない問題に取り組むのです。



意思決定者

将来、手術ロボットや介護ロボットが一般的になり、ロボット警官やロボット兵が登場して、人の命を直接扱う仕事も機械に任せる日が来るかもしれません。

そういった職業でのロボットの利点は、何よりも感情を排除できること。ロボット警官なら、発砲すべきでない時に恐怖のあまり発砲してしまうとか、犯人の挑発に怒って暴行してしまうこともありません。プレッシャーの下で冷静さと正確さが必要とされるのは、手術ロボットやロボット兵も同じです。

しかし、その命令体系には必ず人間がいて、判断を下す必要があります。マニュアル通り、またはプログラム通りでない事態が発生した時に、総合的にどう対処すべきかを判断するのが人間の役目。手術ロボットの性能がどんなに良くても、患者のそばにいて手術か投薬治療かを決めるのは人間にしかできません。

ロボットの導入で多くの人びとが従来の仕事から解放され、いかに決定を下すかに専念できるようになったら、私たちにはより正しく、賢く、倫理的な判断が可能になるかもしれません。


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品質管理

ロボットに任せたからといって、何でも完璧というわけにはいきません。何らかの原因で誤作動したり、ロボット自体が不良品という可能性もあります。

そこで、ロボットが行った仕事の結果を人間がチェックする必要が出てきます。ソフトウェア、ハードウェア、その他あらゆる物の使い勝手をテストする仕事です。

ロボットに作らせた物でも、結局使うのは人間。使いやすさの判断は人間にしかできないはずです。


小規模ビジネス

いろいろなタイプのロボットが開発されても、すぐに多額の費用を払ってそれらを導入できるのは大企業だけ。しかも導入コストを上回る利益が出るまでには、何年もかかる可能性もあります。

となると、それだけのリスクを負えない個人事業や中小企業、ベンチャービジネスには、やはり人間の労働力が頼り。「人間にしかできない仕事」とはちょっと違うかもしれませんが、家族経営の小さな商店の店員がいきなり自動会計機になることはない、ということです。


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人が手間をかけた仕事の再評価

20世紀、大量生産の時代に突入してから、人は特に「職人の手作り」に価値を見出すようになりました。これからは伝統工芸や芸術作品でなくても、「人が作った」というだけで付加価値が生まれるかもしれません。

また情報についても同じことが言えます。膨大なデータを扱うのはロボットの仕事だとして、その背景にある人々の心理や哲学、文化的な要素までじっくり考察した報告書は、数字だけの報告書よりも価値があるはず。時間と資金に余裕がある人々には、そういったサービスが以前にも増して重宝されるのではないでしょうか。


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北米都市圏のセルフ会計機はもう当たり前(写真:Wikipedia


このような職業の変化は、もう世界中で起こり始めています。人間にしかできない仕事がどんどん減っていく、と考えると怖い気もしますが、「io9」では記事の最後をこう締めくくっています。

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「ロボットの普及はもしかしたら、人間が離れ離れになるのではなく、より協力しあって働くことを意味するかもしれない。そして私たちが互いに隣り合って働くほど、現代では不可能に思える問題の解決に近づけるのだ。ロボットの時代には、戦争だってなくなるかもしれない。


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[via io9

(さんみやゆうな)

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