あの中国では有名なゲーム機、ジャッキーも特別推奨。
誰もが知るスーパースター、ジャッキー・チェンさん。これまでにもいろいろ製品の宣伝塔となってきたジャッキー・チェンさんですが、この怪しいゲーム機を宣伝しているのもどうやらご本人のようです。
なんでも最近中国のネチズンの間では、ジャッキー・チェンさん活躍初期の広告を探すのが流行っているようで、これもその中の一つで、キーボードにゲームカートリッジのぶっ刺さった何かを「特別推薦」している広告のようです。
中国ではこれまでゲームコンソールがBANされてきたことで知られています(状況は変わりつつあるようですが)。そんな中で「ゲームコンソール」としてではなく、あくまでも学習目的、という名目を掲げ「学習マシン」として発売されていたゲーム機はたくさんあったようです。その中の一つがこの香港のスーパースター、ジャッキー・チェンさんを広告に起用した「小霸王」です。
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ジャッキー・チェンさんと彼の筋肉がムッチリ宣伝するこの小霸王。実はこの「小霸王」というのはゲーム機の名前ではなく会社名(英社名:Subor)ですが、ゲームに疎い人がゲーム機の総称として「ニンテンドー」といった名称を使うのと同じように「小霸王」がゲーム機を指す言葉としても定着していたようです。
長年に渡りたくさんの「学習用コンピュータ」を作り販売してきた、広東省、中山市にあるこの「小霸王」ですが、中でも有名なのは同社の「SBシリーズ」です。パッと見ただのキーボードと言った感じのSBシリーズは、コンソールがキーボードに組み込まれ、ゲームカートリッジもそこに差し込めるようになっているもの。この本体には、ファミコン/スーファミ風のコントローラーをつなげて遊ぶこともできます。
SBシリーズは事実上ファミコン/スーファミのクローンであり、主に遊ばれていたのも日本のゲームの中国語版や、中国製のゲームだったようです。
このキーボード型ゲーム機もとい「学習用コンピュータ」の成功により、後に小霸王は中国版のファミコンみたいなのを作ります。中国ではコンソールBAN政策の前後に売られていたソレは、今でも「ヒップスター」なバーやカフェでプレイできるようです。ちなみに「小霸王」は現在もオンラインでPSP似のAndroidデバイスを制作しているんだとか。
米コメント欄では「小霸王」のゲーム機が「ロシアでも90年台に人気だった」なんていうコメントの他に、ジャッキー・チェンさんが出演していた日立のコマーシャルが貼られていたりも。
ジャッキー・チェンさんもこの広告に出ていた頃は、小霸王のマシンで遊んでたりしたんでしょうか...?
トップ画像: NetEase
从上海自贸区成立 [NetEase via Kotaku]
(abcxyz)
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