各従業員の仕事スペースが、壁とドアではなく、低いパーテーションで仕切られている「オープンプランオフィス」。パーティションの無いオフィスはコミュニケーションを活発化させると言われていましたが...。
lifehackerによると、こうしたオープンプランのオフィスでは従業員の仕事の効率が落ちるという研究結果が出てしまったようです。
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■オープンプランオフィスで快適に仕事をするのにBGMは効果があるか?
今日のオープンプランオフィスで見られる光景とは? 音という問題を解決するために、耳栓やヘッドフォンをつけている従業員を多く目にすることでしょう。この解決法がどこまで効果的であるか疑問ですが、専門家はこの方法はある1つの側面においては効果的であると言います。
研究によると、ある条件下においては、音楽を聴きながら仕事をすることは、生産性を高めることが示されています。一方で、音楽を聴くと、生産性が落ちる状況もあります。
生産性が高まる状況は、新しい情報を吸収したり、覚えたりする際に、音楽の無い環境の方が良いということが、2010年に学術誌上で発表された研究で明らかになっています。
その研究では、18歳から30歳の被験者がいくつかの種類の音を聴いて、その順番を覚えるように指示されました。その結果、被験者は静かな環境でその課題に取り組んだときよりも、音楽を聴きながら取り組んだときの方が、正しく覚えられないという結果になりました。この研究を実施した研究者は、音楽を聴くことは、仕事を始める前に気分を高める効果がある一方で、認知的負荷の高い課題をこなすときには、音楽は邪魔になるということを指摘しています。
この研究では、音楽が生産性を上げる効果を発揮する状況についても明らかになりました。ある技能に熟達した専門家が、これまで何度も行ってきた課題を行うとき、リラックスかつ集中している状態をつくるために音楽が効果的なのです。
お気に入りの音楽を聴きながら仕事をしていた外科医は、神経システムの活動の測定結果によって、リラックスした状態にあることが判明しました。一方で、外科医は手術室の他のメンバーにも、音楽を流すことについて意見を仰いでみた方が良いでしょう。ある調査では、麻酔科医の約4分の1は、音楽を流すと注意力が下がり、他のスタッフとのコミュニケーションの邪魔にになるとコメントしています。また、半数は、麻酔の問題に対応しているときに、音楽が邪魔になると回答しています。
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音楽を聴けば確実に生産性が上がるわけではないようですね。下記リンクでは、『「雑音」と「プライバシーの欠如」が効率を下げる』、『音楽のジャンルも重要な要素』など、より深くオープンプランオフィスとBGMの関係について言及しています。
BGMは効果的か? 仕切りのないオフィスでも集中して生産性を上げるための方法[lifehacker]
(ロバーツ町田)
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