『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から、新たな物語が生まれるかもしれません。
映画『ナポレオン・ダイナマイト(バス男)』のプロデューサーとして知られるジェレミー・クーンさんが映画化権を取得したのは、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』を完全リメイクし、少年たちの実話を書籍化した、『Raiders!: The Story of the Greatest Fan Film Ever Made』というノンフィクション作品。
ミシシッピー州の2人の少年が出会い、『レイダース』のリメイクを完成するまでに要された時間は、なんと7年。11歳で撮影を開始し、映画を完成させた時には18歳になっていたそうです。
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『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の完全リメイク映画『レイダース・オブ・ザ・ロストアーク: ザ・アダプテーション(原題)』を製作したのは、クリス・ストロンポロスさんとエリック・ザラさん。
彼らは、映像の再現のためには自宅の地下室で火を放つこともいとわず、全ての特撮シーンを手探りで再現。火ダルマのスタントも自ら担当するなど、命懸けの撮影を行っています。
ただでさえブロックバスター・フィルムを再現することの大変さは、想像にするに余りあるわけですが、2人のたゆまぬ努力は、1981年から7年間にわたって継続されました。撮影機材がベータマックスからVHSに変更されたエピソードにも、時代の移り変わりを感じます。
ストロンポロスさんとザラさんの情熱的な物語は、後に作家のアラン・アイゼンストックさんの目にとまり、ノンフィクション本『Raiders!:The Story of the Greatest Fan Film Ever Made』としてまとめられました。そして、その書籍が映画プロデューサーのジェレミー・クーンさんの目にとまり、映画化されるという数奇なエピソード。実に32年ごしのアメリカン・ドリームの実現というわけですね。
当初は、この自主映画のことを都市伝説だと思っていたというクーンさんですが、初めて2人の作った映画を目にした時には、「映画製作者としての見地から、これまでに見たどんな映画より訴えるものを感じました。2人のキッズは、途方もなく不可能なことをやり遂げたのです」と語っています。
製作当初は11歳だったストロンポロスさんとザラさんも、いまや40台前半。まずは権利関係をクリアにする必要がありますが、2人はジェレミー・クーンさんと共に、新たに製作される映画のプロデュースを担当することになるようです。
Raiders! The Story of the Greatest Fan Film Ever Made![YouTube]
'Napoleon Dynamite' Producer Sets Movie About The Kids Who Made Shot-By-Shot 'Raiders Of The Lost Ark' Remake (Video)[Deadline.com/Hollywood]
(キネコ)
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