海外でヒットしたり話題になっても、日本ではなかなか公開されなかったり、未公開に終わったりしてまう映画ってたくさんありますよね。日本人にとって、そんな「未体験ゾーン」となる映画たちを、何とか劇場で楽しめるチャンスを作ってくれる映画祭『未体験ゾーンの映画たち 2014』が、ヒューマントラストシネマ渋谷で開催されます。
『未体験ゾーンの映画たち 2014』では、今のところ26本の映画を連日公開予定。ショッピングモールで食人フィンランド人に襲われる映画『フィンランド式残酷ショッピング・ツアー』や、「低予算映画の王者」ロジャー・コーマン製作の巨大チアリーダーが大暴れするパニック映画『アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー』など、気になる作品が目白押し！ 今回はラインナップの中から、個人的に選んだ注目作をご紹介します。
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■『アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー』
チアリーダー部の女子高生キャシーが、目立たない自分を変えるために新薬を注射。すると彼女の美貌と身体能力はぐんぐん上昇...しかし、副作用ででっかくなっちゃった！ しかも、ほかのチアリーダーも巨大化してキャットファイト！ そして山盛りのセクシーシーン！ という期待を裏切らない単純明快な作品。
1958年の『妖怪巨大女』のチアリーダー版とも言うべきSF巨女映画になっています。プールで半身浴しているシーンが最高。
■『フィンランド式残酷ショッピング・ツアー』
フィンランドでのショッピング・ツアーに参加したロシア人ツアー客が、大型ショッピングモールで突如として食人鬼と化した店員や現地の住民に襲われるという、ショッピング・食人ホラー。
超低予算であり、たった12日間という短い製作期間で作られた映画というところも凄い作品です。ショッピングモールが舞台なので、ちょっとロメロの『ゾンビ』っぽい雰囲気もありますね！
■『最強ゾンビハンター』
以前にも紹介した、『マチェーテ』シリーズでお馴染みのダニー・トレホが、武器を斧に持ちかえてゾンビをハンティングしまくる映画です。
クラウドファンディングサービス「Kickstarter」でVFXにかける予算を集めて制作された作品が、まさか日本の劇場で見られるようになるとは！
■『ガンズ・アンド・ストレンジャー』
メキシコの寂れた町を訪れた謎の男が、彼の運ぶ金200万ドル追う男たちとの壮絶な戦いを繰り広げるアクション映画。主演を務める「次世代型ヴァンダム」スコット・アドキンスの超絶アクションが劇場で見られるチャンス！
ショットガン二丁持ちやピストルで人の頭3人抜きなどの無茶苦茶感に、『デスペラード』などのロドリゲス映画的ノリを感じます。
■『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』
神出鬼没のドイツ戦車「タイガーⅠ改」と記憶喪失のソビエト戦車兵が駆る「装甲強化型 T−34／85」が怒涛の戦車バトルを繰り広げる戦争映画。
リアルな戦車を使った、轟音響く戦闘シーンを映画館の大きなスクリーンと大きなスピーカーで味わえるのは超熱い！ 戦車好きなら必見の映画となることでしょう。動画も是非ご覧ください。
■『ミスティック・アイズ』
田舎に引っ越したばかりの夫婦の元に、心を病んだ帰還兵である旦那の弟が居候を始め、その後トラブルを招く。夫は彼を迷惑に感じ、妻はそんな弟に惹かれていき、夫婦間に不穏な空気が流れ...という重めなヒューマンドラマ。
海外ドラマ『シャーロック』で人気を獲得し、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』で凄まじい敵役を演じた、ベネディクト・カンバーバッチが弟に悩まされ、嫉妬に狂う夫役を演じています。目線がいいね...！
ちなみに、今作は10月26日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて前売り鑑賞券の販売が開始。前売り鑑賞券を買うと、ベネディクト・カンバーバッチの生写真が付いてくるという、ファンにはたらまらない特典付き！ こういう劇場でしか手にはいらない特典って嬉しいですよね。スコット・アドキンスの生写真も作ってほしいなぁ...。
『未体験ゾーンの映画たち 2014』では、この他にも沢山の映画を2014年1月18日から連日公開予定。上映予定作品の一覧も参照してみてください。鑑賞料金は1200円均一ですが、上映作品の有料鑑賞券半券を提示すると、映画祭内の鑑賞料金が1000円になるリピーター割引もあります。繰り返し足を運んで、いろんな未体験ゾーンの映画を楽しんでみてはいかがでしょうか！
（c）Wreckers Ltd 2011
【未体験ゾーンの映画たち 2014】開催決定！！［ヒューマントラストシネマ渋谷］
（傭兵ペンギン）
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