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Googleが不死の実現へ踏み出した!

2013/09/24 21:30 投稿

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Googleが不死の実現へ踏み出した!


不死の研究は今に始まったことではありませんが、遂に、あのGoogleまでもが本腰を入れて動き出したようです。これにより、私たち人間の寿命が飛躍的に伸びる可能性が出て来たと、io9が伝えています。
 


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若返りや不死の研究で有名なのは、ペイパルの創設者であるピーター・シール氏が巨額の資金を提供し、熱心にサポートしていることでも知られるNPOの「SENS Research Foundation」でしょう。

マイク・コープ氏並びにオーブリー・デ・グレイ氏率いるSENSは、2009年に活動を始めて以来、若返りや老化に伴う病に関する研究をしています。また、SENS以外でもマウスを使った不死の研究や、その他の生物の寿命を延ばす研究が盛んに行われています。

そして今回、Googleが健康と幸福に焦点を定めた「Calico」という新しい会社の設立を発表。元GenentechのCEOであり、Appleの会長であるアーサー・レヴィンソン氏がCEOを務め、人間の寿命を大幅に延ばすことを目標とし、10~20年を目処に成果を出したいと考えているそうです。

GoogleのCEOであるラリー・ペイジ氏は、Calicoの設立に関して、次のように述べています。「病や老化は、全ての家庭に影響を与えます。これは長期的な賭けな上に、ヘルスケアとバイオテクノロジーの領域で非常に大胆な考えだとは思いますが、私は数百万人の人生をより良いものにすることが出来ると信じています。」

また、ペイジ氏の大胆な考えを現実のものとするべく立ち上がったCalico CEOのレヴィンソン氏は、「私は、人々の健康を改善するという目標の為に、人生の大半を科学と技術に費やしてきました。ラリーが焦点を当てている桁外れの計画は、私を突き動かしました。次に何が起こるのか、本当にワクワクしています。」と語っています。

以下、TIMEが掲載したラリー・ペイジ氏のCalicoローンチへの意気込みを抜粋で紹介します。

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Googleの本社にほど近いベイエリアに拠点を置くCalicoは、長期的な賭けに出ようとしている。「他の企業では、アイディアの実現させる為に10~20年かけるでしょう。ヘルスケアも、そのひとつと言えます。」と語るのは、米Google CEOのラリー・ペイジ氏。「非常に重要な課題であり、これから10年もしくは20年で実現させなければと考えています。

ー中略ー

Googleは、この明確な計画を実業家と密になって進めている。おそらく、Googleは、そのデータ処理能力を駆使して老化と病を解いていこうとするだろう。また、このプロジェクトを知る人物によれば、Calicoは、まず始めに新しい技術の調査に焦点を当てるべく、少人数からなるチームでスタートするとのこと。

そのアプローチは、見込みの無い結論をもたらす可能性も否定出来ない。「人は、本当に正しいことに焦点を当てているのだろうか? 私が素晴らしいと思うことのひとつとして、もしもガンを解決したら、人々の寿命を平均して3年延ばすことが出来るかもしれないということがあります。」とペイジ氏。「私たちは、世界を根本的に変えるであろう大規模なプロジェクトとして、ガンを解くことを考えています。」

TIMEより一部抜粋

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Googleのアンチエイジング業界参入のニュースを受けて、先にも触れたSENSのCEOであるマイク・コープ氏は、このようなコメントしています。

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「非営利団体 SENS Research Foundationでは、コンセプトを証明する為のリサーチという初期段階に焦点を置いています。そのような研究は、先見の明がある営利目的の投資家にのみアピールしているようなものです。

しかし、ピーター・シールや、その他の当初の支援者の最終的なゴールは、いつだってアンチエイジングの業界を活気づけて来ました。これ(Googleの不死研究への参入)は、非常に重要なニュースなのです。私は、加齢と疾患の問題解決に向けてエネルギーを注ぐことを選んだGoogleのビジョンに賞賛を送ります。そして、この新しいイニシアチブにアーサー・レヴィンソン氏を暖かく迎えたいと思っています。」


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なお、アーサー・レヴィンソン氏と共にApple社を支えるApple CEOのティム・クック氏は、「あまりにも多くの友人や家族が、短い期間で人生の終わりを迎えている。そして、生活の質が失われている。アーサーは、そうあるべきではないという強い意見を持つひとりである。だからこそ、このミッションを遂行する上で、彼程の適任者はいないと思っている。私は結果を見るのが本当に楽しみだ。」と、56歳という若さでこの世を去ったApple社元CEO、スティーブ・ジョブズ氏を思わせる言葉Googleが発表した言葉の中で明かしました。

いまでさえ、「ガンは治らない病気ではない」と言われていますが、実際にはガンで命を落とす人は非常に多く、ガンと診断が出ることは、本人は勿論のこと、その周囲の生活にも多大な影響を及ぼします。

これから10年、20年後、Calicoは本当に加齢やガンといった病を解くことが出来るのでしょうか? 個人的な話ですが、訳者はガン家系で、親族が40代の若さで亡くなることも決して珍しくないため、Calicoの挑戦には注目していきたいです。


[via io9

(中川真知子)

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