ゴアやスプラッター描写なんてひとつもないのに、ゾクゾクする怖さを感じさせるショートフィルム『Click』。ウィリアム・プリンスさんが作成した、「Popcorn HorrorのBlood Games」ショートフィルム部門の優勝作品なのですが、人が潜在的に恐怖心を抱いている「暗闇」に焦点を当てており、見終わると何だか部屋を明るくしたくなる衝動に駆られます。
それでは、io9が紹介した『Click』を以下からどうぞ。勇気のある方は、真っ暗にしてお楽しみください...。
【大きな画像や動画はこちら】
登場するのは、廃墟と子供と電気のスイッチ。たったそれだけなのに、何をするか分からない粋がった子供たちの行動と、無機質なスイッチの音、交互に映し出される漆黒の闇と薄汚れた部屋が、胸騒ぎのような、嫌な気分にさせます。
見終わった後に、試してみたい気持ちになるけれど、試してしまったら何かが起こるかもしれない...と、起こるはずが無いと思いつつも闇が持つ力に圧倒されてしまい、不安になりませんか?
暗闇は何処にでも存在しますが、「真の暗闇は人間が太刀打ち出来ない強大な力を持っている。」、「暗闇を弄ぶなんてことは、何があってもしてはいけない。」そんな風に感じさせるショートフィルムです。
[via Geek Art Gallery via io9]
(中川真知子)
関連記事