イギリスを代表するコメディグループ「モンティ・パイソン」のメンバーであり、『フィッシャー・キング』、『12モンキーズ』などの作品で知られる、テリー・ギリアム監督の最新作『ゼロ・セオレム』の本編映像が公開されました。
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今作は、企業によって支配された全体主義の世界が舞台。主人公は「マネジメント」と呼ばれる謎の人物の元で、人生に意味があるのか無いのかを決める「ゼロ・セオレム(ゼロの定理)」を解き明かすために働く男、クオエン。ある日、クオエンの仕事場に、セクシーな女性ビスレーとマネジメントの若き息子である、ボブが現れるところから物語は始まるようです。
今回の動画では、色鮮やかだけど、とにかく広告が至るところにあって、住んでたら気分が悪くなりそうな街を歩く主人公の姿が見られます。監督の代表作である『未来世紀ブラジル』で描かれたディストピア未来が、今を反映してバージョンアップされたかのようですね!
中でも一番気になったのが『救い主、バットマン教会』の広告が出てくるシーン。アメコミ・ヒーローのバットマンが宗教に...。監督のテリー・ギリアム曰く、最近のハリウッド映画はカートゥーンのキャラクターに支配されているので、未来ではそれが宗教になってもおかしくないだろうということなんだとか。
『イングロリアス・バスターズ』や『ジャンゴ 繋がれざる者』で素晴らしい演技を見せてくれたクリストフ・ヴァルツが、今回はスキンヘッドで主人公を演じてます。そして、最近スキンヘッドで映画に出たマット・デイモンが、マネジメント役で登場。もしかしたら、ふたりとも坊主頭で出演するのかな...?
テリー・ギリアムの独特な世界観が存分に楽しめそうな『ゼロ・セオレム』は、海外で2013年12月公開予定。日本でも公開されるといいですね!
First Official Clip from The Zero Theorem[YouTube via Giant Freakin Robot]
Terry Gilliam details a scene from his upcoming film 'The Zero Theorem' -- EXCLUSIVE[EW.com]
(傭兵ペンギン)
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