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「二日酔いは気分を悪くするだけでなく、頭も悪くする」という研究結果

2013/08/06 18:30 投稿

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キール大学 二日酔い 研究 アルコール


あ"~~~~...まーた昨日も飲み過ぎちゃったなぁ(深い溜め息)

と、こめかみを押さえて反省する朝。毎回毎回「もう二度と深酒はするまい」と心に誓うものの、いくつになってもついつい飲み過ぎて、またなってしまう「二日酔い」。

最新の研究から、二日酔いは気分と身体の具合が悪くなるだけではなく、実は脳ミソの働きにまで作用し、アタマまで悪くなってしまうコトがわかってきました。

ちょっとコレ、酒好きのワタシたちにとっては、気になるニュースですよね。以下へ続きますので、シラフになってから読んでみてください。
 


【大きな画像や動画はこちら】

 
イギリスのスタッフォードシャーに在る、キール大学で発表されたこの研究結果...いつも科学者たちはお酒を飲むコトについて、身体に起こる生理的な症状を研究しているのですが、ここでの研究はそれより一歩進んだ、二日酔いに特化した報告となったようです。

研究にあたったローレン・オーウェン女史によりますと、二日酔いは、記憶するプロセスに悪い影響を及ぼし、例えば簡単な暗算なども、二日酔いになっている人は上手く出来なくなってしまうのだそうです。

二日酔いは、物事を記憶する能力を5~10%ほど低下させ、アタマを使う仕事でのミスを30%ほど増加させてしまうと言います。テストや決算報告書の作成などを翌日に控えている場合は、自分のためにもお酒を飲んじゃダメってコトですね。ついでにアドバイスしておきますと、重要な面接や会議の前夜も控えたほうが良さそうです。

なぜかと申しますと...二日酔いの最中の人は、行動や会話など、いろいろと反応が遅れてしまいます。なんと、ピチピチの20代の人でも、二日酔いの最中は40代と同じくらい、物事に反応するスピードが遅くってしまうそうです。大事な質疑応答などがある場合は、相手から「コイツは出来ないヤツだ」と思われてしまうコトでしょう。ついでに酒臭かったりしたら、もう心象は最悪ですよね...。

お酒というのは、実は液体を飲んでいるようでいても、チェイサーを飲んだりして水分を補給していないと、(程度の差こそあれ)脱水症状になってしまいます。記憶に関する軽い障害は、数ある原因の中でも特にその脱水症状が引き起こしている可能性が高いそうで、アルコールに含まれているエタノールが化学反応を起こして悪さしているのではないか? と考えられるようになりました。身体がアルコールを追い出そうと機能する時、毒性のあるアセトアルデヒドという酵素が生まれ、これが悪酔いや二日酔いの原因となるのです。

ついでに申しますと、ウォッカなどの無色に近いアルコール飲料よりも、バーボンなどの色が濃いお酒のほうが「コンジナー」という副産物が多く含まれており、コレがまた悪酔いする原因とされています。

『The Telegraph』が、キール大学の上級心理学講師であるドクター・ロチャード・スティーブンス博士に治し方を伺ったトコロ、以下の様な答えが返ってきました。

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体内の酵素は、メチルアルコールよりもエチルアルコールを分解しようとします。もしも身体がメチルアルコールを分解して、毒素を出そうと働くのであれば,もう少し多目にエチルアルコールを飲むと回復の助けになることでしょう。

しかしながら、これを実行すると、アルコール中毒になり、後に余計ヒドい二日酔いに悩まされるコトになりますが。


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ソレってもしかして、アル中患者への第一歩として知られる「迎え酒」ってヤツでは...!? さすがに二日酔いを緩和するためにまた酒を呑むなんて究極の奥の手にだけは、手を伸ばすのがはばかられます。

とにかく酔っ払っている最中、アルコールのせいでバカやったり記憶が飛んだりするんですから、そりゃ飲んで寝て起きて体内にアルコールが残って二日酔いになってたら、同じようなバカをまたやっちゃうのは何の不思議もありません。

Kotaku JAPAN読者の成人で酒好きなみなさん! 単純に二日酔いはツラいですよね! つい飲み過ぎちゃう気持ちは重々解りますが...深酒は翌日に大事な要件がない時にだけにしましょう!

Photo by Thinkstock/Getty Images.


Telegraph via io9

(岡本玄介)

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