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巨大な石=ニンジン? 開発者が紹介する『シムシティ』のマップにおけるレベルデザイン

2013/07/19 12:30 投稿

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『シムシティ』マップのレベルデザイン


EAからPCで発売中の都市経営シミュレーションゲーム、『シムシティ(SimCity)』。

世界中で高い人気を誇る本作のマップにおけるレベルデザインについて、EA ジャパン公式ページの「SimCity ブログ」に開発者による興味深いエントリーが投稿されています。

エントリー「エッジウォーター湾の開発」では、レベルデザイナーのカイル・ブラウンさんが行った「エッジウォーター湾」のモックアップが閲覧可能。Photoshopの加工によって、ベイサイドの景観の美しさ都市区画の面白さが両立するデザインへとブラッシュアップされていく様子が見られます。
 


【大きな画像や動画はこちら】

 
『シムシティ』マップのレベルデザイン1

これは邪魔ですねぇ......。


『シムシティ』で「エッジウォーター湾」マップとゲーム内の地域の半分を担当したというブラウンさんは、これまでリニアゲームのレベルデザインに関わっており、『シムシティ』のようなノンリニアゲームでは、一般的なレベルデザインの方法論ではなく、プレイヤーに目標の代わりに「ニンジン」を提供することを心がけたとのこと。

例えば、都市「メイソン・ヒル」に巨大な石を配置したのはプレイしやすい平らなマップを作るだけでなく、「プレイヤーに挑戦して欲しい」という意図があるそうです。


『シムシティ』マップのレベルデザイン2

障害も楽しみの1つ


私などは普段、のん気に「この障害物、邪魔だな~。」とか思いつつゲームをプレイしていますが、その裏でレベルデザイナーは楽しいゲームを作るために、もの凄く考えてデザインしているということですね。

もちろんプレイヤーとしても、難しいステージやモードを制覇したり、クリアできた時の達成感はゲームをプレイする上での喜びの大きひとつ。エントリーの最後、ブラウンさんの次の言葉が特に印象的でした。

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難易度の高い都市区画に面白い都市を描いたスクリーンショットの数々を見ると、私は笑顔になります。私たちがプレイヤーに与えたチャレンジとは、どうやって都市を作るのか、独創的に考えさせるニンジンなのです。
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PC版『シムシティ』は、EAから発売中です。価格は通常版が6800円、デジタル デラックス版が7800円。また、Mac版も8月に発売される予定です。

© 2012 Electronic Arts Inc.


エッジウォーター湾の開発[SimCity ブログ]

(ロココ試作型)

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