実写カードでデッキを組むとパワーアップしたりするんでしょうか...?
秋葉原と聞くと「萌え」や「メイド喫茶」を想像しますが、「萌え」を売りとしたキャラクターコンテンツビジネスを手がけたり、メイド喫茶を初めに立ち上げたのは、現在カードゲームを中心に開発をしている株式会社ブシロードで代表取締役社長を務められる木谷高明氏であったりします。
そんな木谷高明氏の自伝である『煽動者 徹底プロモーション 仕掛人の哲学』がホビージャパンより1月4日に発売されるようです。また本人から直接インタビューを頂きましたので、どうぞ詳しくご覧ください。
今回直接お伺いしたインタビューは先日、法政大学で行われた講演会の時のもので、本人の人生観についてもお聞きました。
――今回、自伝を出されるということですが、まずそのキッカケを教えて頂けますか。
木谷高明(以下:木谷):特にこれといった話ではないですが、普通に自伝を出版するお話を頂いたのがキッカケです。
――本日の講演会もそうですが、ちょうど今ぐらいが自分の話をする機会だといった感じなのでしょうか。
木谷:そうですね。講演会のお誘いや自分の出版する本のお誘いも過去に何度かあったのですが、50歳を越えて、手がけている事業が安定し始めたということもあります。
――なるほど。50歳という節目になにか特別に社長自身で考えられていることがあるのですか。
木谷:何か起業だったり事業を始めるのは50歳までが限界だと私は考えています。このブシロードを起業したのは48歳の時で、50歳までに「もう一度0からやりたい」という気持ちがあったんですね。
――ということはブシロードの歌である『熱風海陸ブシロード~熱き咆哮~』の間奏部分で社長が「人間50年」とソロパートでおっしゃるのはそういう意味だったのですね!(笑)
■面白く生きようとする若い人に読んでもらいたい
――自伝を特に読んでもらいたいターゲットというのはあるんでしょうか。
木谷:やっぱり若い人ですよね。私も過去に沢山の〈勝負〉をしてきましたが、いま人生に迷ってても、将来に向かって面白く生きようとする人に読んで頂きたいですね。
――若い人ということで、社長が望む若い人の理想像があったりするのでしょうか。
木谷:別に就活だけということではないですが、最近の若い人は20代のうちから可能性を縮めているような気がします。そうではなく、日々の勝負や面白さをエネルギーにして、前を向いて自分の物語を作っていく人はいいですね。
――なるほど。それと自伝ということで、証券時代、ブロッコリー時代などもあると思いますが、当時語られなかったものも含め、どれくらいの内容が盛り込まれているのですかね......?
木谷:いやあ、こういうのもおかしいんですが、僕はあまり過去の話は取り上げたくないんですよね(笑)。でも過去のことはしっかり盛り込んでますよ、本当に私が嫌というぐらいに(笑)。
■限定版と通常版、限定版のカード付属について
――ほとんどの方が驚いていると思うのですが、限定版に社長本人のカードを付属することになった経緯についてお聞かせください
木谷:この本の出版社の方より是非と熱望されたからです。
――では最後にバトルフィールドに社長が召喚されるお気持ちはいかがですか? またヴァンガードは「立ち上がれ僕の分身」がキャッチコピーですが、プレイヤーの分身になるお気持ちを教えて下さい(笑)
木谷:んー、そもそも皆さんこのカードを使ってくださるんでしょうかね? すこし心配です(笑)
――そうきましたか。(笑) ある企業の社長のカードはありますが、実写となると恐らくこれが前代未聞ですからね。いつかカード大会でお目にかかることを期待しましょう。本日はお忙しい中、どうもありがとうございました。
木谷社長は実業家のイメージとは違って、けっこうおっとりした感じの人だったのですが、「勝負」の話になるとかなり熱く語っていらっしゃいました。勝負を繰り返しながら人生を楽しく過ごしておられる社長の自伝ですが、いろんな〈勝負〉の舞台裏が盛り込まれていそうです。
興味ある方はお手に取ってご覧になってみてはいかがでしょう?
©Takaaki Kidani
©bushiroad All Rights Reserved.
木谷高明の初の著書「煽動者 ~徹底プロモーション 仕掛人の哲学~」[ホビージャパン]
(佐藤カズユキ)
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