今年のクリスマス、皆さんのご予定は如何でしょうか? 夜景の見えるレストランでロマンチックディナーだとか、家族でプレゼントを開けるとか、映画観ながらケンタッキー食べるとか、色々な計画があることと思います。でも、中川みたいにクリスマスであろうとお正月であろうと、取りあえずひとりでポテチでも貪りながらホラーが見たいという人だって居ますよね。
そこで今回は、そんな貴方にピッタリなクリスマスに見たいホラー5選を紹介したいと思います。クリスマスをテーマにしたホラーは数が少ない上に、基本的に「リア充実爆発しろ」的なギャグ路線ばかりですが、よければ参考にしてください。
では、以下から詳細をどうぞ。
『クリスマス・キャロル』(1977年製作)
チャールズ・ディケンズ原作の『クリスマス・キャロル』は、これまでに幾度となく映画化されてきており、最近ではディズニー版なんかが有名で、ホラーではなく分類的にはファンタジーであり全く恐くありません。でも、1977年製作の本作はゴーストやマーレイの姿が結構恐いので、あえて紹介させてもらうことにしました。
他の『クリスマス・キャロル』同様、教訓が沢山盛り込まれている素晴らしい映画には変わりないので、グリム童話と同じ感覚で少しだけゾッとするクリスマステーマの映画をお子さんと楽しみたい、という方にはピッタリの作品です。
『グレムリン』(1984年製作)
『グレムリン』と言えば、可愛いモグワイの姿を思い浮かべる人が圧倒的かもしれませんが、キャッキャウフフのファンタジー気分で見てしまうと、意外なグロさに驚くかもしれません。特に「グレムリンを電子レンジに入れてチン♬」のシーンとか...。少しでも恐いものが苦手、という人は軽いトラウマになってしまうかもしれません。
『キラー・スノーマン JACK FROST』(1997年製作)
雪だるまになったシリアルキラーが人々を襲う...というどうしようもない内容。恐さは一切無いと言っても過言ではなく、「どうしてこうなった...」というコメントしか出て来ません。B級、もといZ級ホラー映画ファンの心を掴んだのでしょう、内容の下らなさはそのままで続編も作られています。
クオリティーと内容はアレですが、クリスマスの何とも言えない雰囲気の中でなら楽しめる作品です。ちなみに、カバーアートのスノーマンは凄く凶悪な外見をしていますが、本編に出て来る殺人鬼は単なる可愛い姿のスノーマン。柔らかい素材のスポンジで出来てます。
『サタンクロース』(2005年製作)
邪知暴虐の限りを尽くす痛快サンタホラー。冒頭に超可愛いポメラニアンが登場し、速攻で殺されてしまうのが無類のポメ好きの中川としてはいただけませんが、サンタにしろ、サンタを恐喝するDQNにしろ、牧師にしろ、出演者ひとりひとりの台詞がいちいち面白くて傑作です。BGMも格好良い物が多く、爽快。個人的に1番お薦めですが、くれぐれも期待し過ぎないで下さい。
『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』(1984年製作)
子供達のアイドルであるサンタクロースが人を襲うという内容なので、公開時に物議をかもし、公開中止になったという本作。他の作品と比較するとエロ要素が多く、しかもホラーにありがちな「仲良くセックスしてたら殺されちゃいました!」というノリじゃないので、誰かと一緒に見るというより、ひとりで見るタイプの作品かも...。主人公が殺人鬼になってしまうまでの過程もしっかり描かれているし、中々の良作です。
(中川真知子)
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