クリスマスには恋人とイチャイチャ。ってのは意外と日本だけのようで、欧米では友達や恋人を招いてホームパーティーというのが一般的なようですね。食卓にはケンタッキーではなく、七面鳥が並ぶのがセオリーとなっているようです。
日本では七面鳥よりもやっぱりケンタッキーに頼ってしまうわけですが、もうひとつ。ホームパーティーってのもなかなか考えづらいシチュエーションですよね。ぶっちゃけ、クリスマスだからといって集まってもそれだけで話題が持つわけでもない。しかし、そこにゲーム機があったら......?
ここではそんな、クリスマスに集まった時にその場を持たせてくれる(かもしれない)ゲームをいくつかピックアップしてみました。とっさの来客にも対応できるように、Wiiの「バーチャルコンソール」、もしくはプレイステーション3の「ゲームアーカイブス」で買えるものという条件でくくっています。
あくまでも超個人的な意見であるため、偏ったゲームセレクトであり、コレを用意したら彼女ができました! なんてうまい話ではありませんが、価格的にも手軽にダウンロード購入できる設定なので、ご一考いただければ幸いです。では続きよりどうぞ。
■パーティーゲームの王様。最大7人対戦で盛り上がろう!
『ボンバーマンウルトラ』
(PS Store/1000円)
グラフィックは3Dとなっていたり、アイテムが追加されてはいますが、中身はそのまま『ボンバーマン』。爆風で相手を倒すというシンプルなルールは大人も子供もお姉さんもみんなが楽しめるため、間違いなく盛り上がります。
ローカルプレイでは最大7人での対戦が可能なので、みんなでPS3コントローラーを持ち寄るとゴチャっとしたステキなバトルが楽しめるかも。また個人的には同時に『桃鉄』も遊びたいところですが、残念ながらこちらはバーチャルコンソール、ゲームアーカイブス共に移植されていません。がっくし。
余談となりますが、筆者はうんちカードの運用には人並み外れて自信があります。私に牙をむくものは、すべからずクソまみれになることを覚悟しておいてくださいね(はーと)。
■熾烈を極める戦いもなぜか許せる任天堂キャラクター
『大乱闘スマッシュブラザーズ』
(バーチャルコンソール/1200Wiiポイント)
言わずと知れた最強のパーティーゲーム。自分以外は全て敵! 最後に立っていたものが勝者というバトルロワイヤルゲームですが、任天堂キャラクターというだけで、不思議と苛立ちはありません。
たとえ壁ハメをされようとも、ギリギリ帰還できたと思ったらPKサンダーを仕込まれてて吹っ飛んでも、攻撃の届かない所からピカチュウに雷を落とされても、ドンキーに背負われたままダイブされても、カービィが食う気まんまんで端っこから動かなくても......「卑怯だよ~!」と笑いながら盛り上がれてしまう魔力。かつてジャイアント馬場が目指した「明るく楽しく激しいプロレス」ようなショーをご家庭で手軽に楽しめる逸作です。
なお、スマッシュブラザーズはWii用ソフトとして『大乱闘スマッシュブラザーズX』もリリースされています。キャラクターも多く、戦術も幅広くなっているので、事前に購入しておけるなら「X」の方をオススメしたいところです。
■俺がやりたい。ただ俺がやりたい!
『NiGHTS into dreams...』
(PS Store/1000円)
もともとはセガ・サターンで発売されたSEGA製アクションゲームですが、PS2への移植。そしてPS3用にPS StoreとXbox LiveへもHD版として移植されています。PS2移植の際のSEGA上海チームの努力、そして当時のSEGA開発陣のへんたい技術力は今もなお、ゲーム業界の1つの伝説として語られているので、ぜひそちらも一読をば。「NiGHTS」「開発秘話」などでググればすぐに見つかるはず。
本作ではそんなど根性移植されたNiGHTS本編と、クリスマス限定版であるクリスマスナイツも収録されています。みんなで楽しい! ゲームであるとは言えず、どちらかといえば1人で楽しむタイプのゲームですが、シンプルな操作性とファンシーなステージは初見プレイでも十二分に楽しめる作品。その面白さは保証しますよ!
そして、かつてNiGHTSと一緒に空を飛んだエリオット/クラリスたちへ。もし、君たちがこれを読んでくれているなら、すこし昔のことを思い出して、もういちど飛んでみませんか? あの時みたいにちょっとの勇気をふりしぼって。
さてさて、いかがでしょう。トップ3とか言っておきながら、公平性の欠片もない、僕の中で遊びたいゲーム! という内容でしたが(ぶっちゃけ最後のNiGHTSはホントにただの趣味推しだしね!)、だいたいどれも1000円くらいとお手頃価格。そしてオンラインストアよりダウンロード購入できるので、急な集まりでも対応できるところが魅力となっています。
もしクリスマス、もしくは忘年会、新年会でも、自宅に友人や恋人を招く機会があるなら、ちょっと昔を懐かしみながらゲームパーティー。どうでしょうか?
ボンバーマンウルトラ[プレイステーションストア]
大乱闘スマッシュブラザーズ[バーチャルコンソール]
NiGHTS into dreams...[プレイステーションストア]
(小暮ひさのり)
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