本日の美術のお時間は、ロック・ミュージックにインスパイアーされたイラストです。
1980年代にイギリスのロック / ポストパンクバンドとして、社会や人生に不満を抱えた若者層から人気を博したザ・スミス。現在もソロ・シンガーとして活躍中のモリッシーさんがヴォーカルとして在籍していたバンドです。
アーティストのブッチャー・ビリーさんはこのバンドのファンなのでしょうか...? ザ・スミスの楽曲と、レトロゲームをチープでポップなアートワークに仕立て上げてしまいました。
歌詞はさておき、元の楽曲は明るい調子のモノが多いので、こうして8ビットゲームと融合させたアートにしてみても...そんなに違和感はないかもしれませんね。以下のギャラリーで、その他の作品もチェックしてみてください。
1枚ずつがシングル・レコードのカヴァーになってもよさそうな出来栄え。
モリッシー眼鏡が意外に似合う『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』は、「The Boy with the Thorn in His Side」という曲名と共に描かれ、人々から信じてもらえず心にイバラを持つ少年が明るく表されています。
「Bigmouth Strikes Again」は解りやすくてイイですね。ヤラれてもヤラれても、マリオに立ち向かおうとするパックンフラワーにピッタリです。
これまたモリッシー眼鏡をかけたレッドアリーマーは、「Heaven Knows I'm Miserable Now」ということで、お天道さまは僕が今ミジメな気持ちだってことを知っている...つまり、他人は自分の苦しみを解っちゃくれないんだという、アーサーにランスでザクザク刺される、準ザコキャラの気持ちを表現している図になります(たぶん)。
『ロックマン』の「This Charming Man」は言わずもがな。もうそのまんまです(笑)
『ダックハント』の犬はケンケンのように笑う姿が印象的ですが、「That Joke Isn't Funny Anymore」(そのジョークはもうおかしくないよ)というタイトルがついてしまうと、くだらない親父ギャグにひとり笑いが止まらない変なヤツ...みたいに見えてきますね(苦笑)
というコトで、ザ・スミスのファンもそうでない方も、このコラボレイトはなかなか楽しめたのではないでしょうか? もしもあのバンドやこのシンガーがテレビゲームとマッシュアップしたらオモシロいんじゃね? ってなアイディアがありましたら、コメントやツイートで教えてくださ~い!
The Smiths 8-Bit Makeover[Behance, thanks Jesus! via Kotaku]
(岡本玄介)
関連記事