『X-MEN』や『スパイダーマン』そして『アベンジャーズ』など、アメコミを原作にした映画が沢山公開されていますが、いわゆる大人の事情で、彼らはいまだ共演には至っていません。ファンとしては原作であるように、マーベルのヒーロー達には映画の枠を超えて共演して欲しいなぁと思っているのですが、そううまくは行かないのです。
しかし先日、一筋の光明が見えてきました。嬉しいことに、マーベルのヒーロー「ブレイド」や「パニッシャー」などの映画化権がマーベルに戻ってきたのです。
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以前、アメコミの映画化権の大人の事情に関しては説明しましたが、MOVIE WEBの記事によると、マーベルは『ブレイド』、『パニッシャー』、『ゴーストライダー』、『デアデビル』の映画化権を回収したとのこと。
映画版『ブレイド』といえば出所番長、ウェズリー・スナイプスの代表作。「俺達のトロロ」ギレルモ・デル・トロが監督を務めた『2』はシリーズ屈指の出来でした。また映画化するならこのコンビでやって欲しい！
映画版『パニッシャー』は3本ほど作られていますが、なんといっても2作目が最高でした。先日、その主演を務めたトーマス・ジェーンが自ら作ったファンフィルムでパニッシャーを演じたことが話題になりましたね。次の映画化も彼でお願いします！
映画版『ゴーストライダー』は、ニコラス・ケイジが主人公というのが少々厳しい感じだったので、次は新しい人にするのもありかもしれません。
映画版『デアデビル』は今や監督としても非常に評価の高いベン・アフレックが再び主演を演じ、さらに監督もベン・アフレック、脚本は彼の盟友であり、原作『デアデビル』を書いた経験もあるケヴィン・スミスが担当してくれたらもう最高。そして、最終的にはフェイズ3あたりで「ドクター・ストレンジ」や「アントマン」と共に「アベンジャーズ」で共演してくれたらいいなぁと妄想しています。
ところが、世の中そうは簡単にはいかない様子。MOVIE WEBの記事によれば、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・フェイグさんが、雑誌Entertainment Weeklyの取材に以下のようにコメントしたんだとか。
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キャラクター（の権利が）戻ってくる時は、だいたい他のスタジオが彼らの映画をもう撮りたくないっていう時なんだ。そして彼らの映画があまり受けなかったという意味でもある。彼らはみんな可能性を秘めている。だけど我々は「権利を取り戻した。さぁ、撮るぞ」とは言わないよ。
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うーん、なかなか難しそう。『ブレイドvsゴーストライダー』とか熱いと思うんだけどなぁ...しかし、これとは違う希望も見えてきています。なんと『アベンジャーズ2』に『X-MEN』の「マグニート」の子供であり、原作で「アベンジャーズ」のメンバーでもあった、「クイックシルバー」と「スカーレットウィッチ」が登場する可能性があるんだとか。
この噂は先日、Yahoo!Moviesの取材の中で、ジョス・ウェドン監督が「兄妹のキャラクターを登場させる」とコメントしたことから始まり、IGNの記事によると、先ほどのEntertainment Weeklyのインタビューの中でケヴィン・フェイグさんも「変更はあるかもしれないから否定も肯定もしない」とコメントしていたので、その可能性はかなり高そうです。
彼らが出るんだとしたら、「マグニート」にも登場して欲しい。権利問題をどうにかクリアして、一瞬でもいいから「マグニート」や「X-MEN」のメンバーが出てくる流れになったら、かなり熱いです。
権利は戻ってきたものの、まだ一大クロスオーバーをみるのは難しいそう。とはいえ、これからもどんどん面白いアメコミ映画が作られて、いつの日かマーベルすべてのヒーローが大集合し、それをパニッシャーが皆殺しにするコミック『Punisher Kills the Marvel Universe』が映画化されることに期待しておきましょう！
Marvel Studios Reacquires the Rights to Ghost Rider, The Punisher and Blade［MOVIE WEB］
Scarlet Witch and Quicksilver Confirmed for Marvel's The Avengers 2［IGN］
Joss Whedon Reveals Status of 'Avengers 2' ... and Resurrection of Agent Coulson［Yahoo! Movies］
Blade［IMDB］
Punisher［IMDB］
（傭兵ペンギン）
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