セクシーボイスのドクターがFワードまで使って批判。
『Far Cry 3: Blood Dragon』は、銃撃ちまくりの暴力的なゲームと言えるかもしれません。そして、作中のセリフには「13歳のオレが書いたみたいだ」と米Kotakuのレビューに書かれるほどおバカなものが多いです。
しかし、そんな中にもゲームと暴力の関連性への批判を痛烈に皮肉ったセリフが存在します。
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ドクター・「ドック」・エリザベス・ダーリン:レックス、EMPサージ後の調子は大丈夫?
レックス・パワー・コルト:新品同様ピンピンしてるぜドック。どんな困難もオレは乗り越えられる。
ドック:どうかしらレックス。私だって『The Bishop of Battle』(※)では誰にも止められないわよ。
レックス:ドック、あんたもゲームをやるのか?
ドック:そうよレックス。ゲームは「問題に対処するメカニズム」だと証明されているわ、他のどんな趣味とも同じようにね。ゲームは手と目の協調関係の向上、問題解決、社会的交流、自信を持つことにも繋がるの。そして、ゲームと暴力の関連性を証明する研究は未だ存在しないわ。はっきり言って、ゲームをプレイするのが悪いことだなんて思ってる人達はファッキン(F.U.C.K.ing)な馬鹿よ。
レックス:ヘイ、落ち着きなってドック。
ドック:そうじゃないわレックス。F.U.C.K.は「Failing to Understnd our Capacity for Kindness(持ちうる優しさを理解しない)」の頭字語よ。まあ、これはもうゲームではないみたいだけど。どうかしら?
※『The Bishop of Battle』:1983年のオムニバスホラー映画『デビルゾーン』の一話「悪魔のビデオゲーム」に出てくるゲームの名前。ゲームに熱中しすぎる主人公は最終的にゲームの中に取り込まれる。
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わざわざFワードとして成立する頭字語を編み出すあたり、かなり意図的に皮肉っていますね。作品自体が80年代SFのパロディーのような『Far Cry 3: Blood Dragon』、なかなかイカした作品のようです。
[via Kotaku]
(abcxyz)
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