ゲームはアートなのか? テトリスやマインクラフトなどの14のゲームがニューヨーク近代美術館に展示


ニューヨーク市の近代美術館(MoMA)は、世界で最も有名な美術館のひとつとして知られており、アンディ・ウォーホルの『キャンベル・スープ缶』やパブロ・ピカソの『闘牛』が展示されています。

そして、来年3月からは『パックマン』のような、ゲームの歴史的重要作が展示されるようです。

では、続きから詳細をどうぞ。
 

 
MoMAの発表によると、来年3月からPhilip Johnson Galleriesに展示されるアートは『ポータル』や『シムズ』を含む計14本。タイトルは以下の通りです。

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• パックマン
• テトリス
• アウターワールド
• ミスト
• シムシティ 2000
• ビブリボン
• シムズ
• 塊魂
• EVE Online
• Dwarf Fortress
• ポータル
• flOw
• Passage
• Canabalt

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このMoMAの展示は、媒体としてのゲームのビジュアルの美学にフォーカスしているスミソニアン・アメリカ美術館の『The Art of Video Games』展とは異なるようで、シニアキュレーターのポーラ・アントネリさんのコメントによると、より深いものにフォーカスしていることが伺えます。

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ゲームはアートでしょうか? 勿論です。アートであり、この世界に新しく進出するために選ばれた構想やデザインでもあるのです。これらのゲームは、MoMAが詳しく調査した上で広範囲に集められたインタラクティブデザインであり、最も重要な現代デザインの独創力のひとつとして頻繁に語られるの優秀な作品です。私たちの評価は、ビジュアルのクオリティや個々のゲームの美的経験だけなく、インタラクションデザインに関連するプレイヤー行動の設計から、コードの正確さまで多方面に渡っています。

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『EVE Online』のようにプレイヤーがソースとなってガイドツアーになったり、尺によっては幾つかのゲームはプレイアブルになるように進められているとのこと。また、今回展示することが決まっている作品の他に、MoMAがコレクションに加えようと考えているゲームには、『マインクラフト』や『クロノトリガー』、『NetHack』、『Grim Fandango』、『M.U.L.E.』等の名前があげられているようです。


[via Kotaku

(中川真知子)

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RSS情報:http://www.kotaku.jp/2012/12/game_in_moma.html