アクション映画スターみたいに暴れまわれる和製ゲームを集めてみました。
アメリカのアクション映画が日本のゲームに与えた影響は少なくありません。シュワルツネッガーやスタローン、チャック・ノリスなどがハリウッド映画で成功を集めた1980年台から時を置かずして、日本のゲーム界には様々なアクションゲームが登場して来ました。
そんな中でも、タイトルは違えど内容が「ゲーム画面に写ったものはみんな皆殺し、吹き飛ばす!」という、まさにハリウッドアクション映画10作品を集めてみました。
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『戦場の狼』
1985年に登場したカプコンの縦スクロール撃ちまくりゲーム。プレイヤーはスーパージョーとなって撃ちまくります。翌年にはファミコンにも移植されました。
『怒』
SNKが1986年に送り出したこの作品、ちょっと奇抜なゲームプレイで有名(悪名高い?)作品です。
『トップシークレット』
カプコンの1987年のこの作品、敵の基地に潜入してミサイルの発射を食い止めるため奮闘します。主人公は『戦場の狼』のスーパージョーです。
『阿修羅』
海外では『Rambo: First Blood Part II』(『ランボー/怒りの脱出』)として発売された1986年セガの作品です。日本版でも自分に「俺はランボー」と言い聞かせてプレイすれば気分はスタローン。
『ヘビー・バレル』
今は無きデータイーストが1987年に世に送り出した作品です。『怒』に似た作品(こちらのほうがだいぶマシですが)ですが、ストーリーは他のアクションゲームと特に変わりなく、核ミサイルの発射を食い止めるとかいう話です。
『メタルスラッグ』
SNKのこの名作シリーズに説明は不要でしょう!
『特殊部隊ジャッカル』
コナミの1986年の作品。ジープで敵地を走りつつ撃ちまくるゲームです。
『魂斗羅』
(画像は登場人物がみんなロボットに置き換えられた欧州版『Probotector』のよう)
シリーズのどの作品が一番かは人それぞれでしょうが、イカしたゲームプレイに、擬似3Dステージまである初期の作品は素晴らしいです。
『餓流禍』
『魂斗羅』の3Dステージにも似たゲームプレイのこの作品。だんだんと奥から手前に動いてくる敵も、他の作品と何ら変わらず撃ち殺されるのが運命です。
『VANQUISH』
ハイスピードな3人称視点アクションゲームであるこの作品。ハリウッドのアクション映画が日本のゲームに与えている影響はまだまだ色濃く残っているようです。
こうやって見てみると、「敵地に単身乗り込み核ミサイル発射阻止」とかいった単純明快なストーリー、「出てくるものはみんな敵」、なんて筋肉脳なハリウッド映画をそのまんま再現したようなゲームが日本でもたくさん作られてきたことがわかりますね。
とはいっても現在では、そうやってアメリカのアクション映画からインスパイアされてつくられた日本の作品に、逆に影響を受けた海外の映画やゲームも出てきています。きっと、シンプルでスカッとするようなハリウッド映画のようなゲームはこれからも日本、海外を問わず作り続けられるんでしょうねー。
画像元: MamePlayer, Offhand Games, skorch82, BridgetPlays, Rinatabdr, EightbitHD, retrojuegoschile
[via Kotaku]
(abcxyz)
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