貴方のバレンタインがどんなに残念で酷い結果だったとしても、ひとつだけ言えるのは、上には上がいるということ。サイエンスフィクションやファンタジーには、恐ろしいデートが沢山あります。ロマンチックなキャンドルにムードを盛り上げるソフトな音楽を用意しても、必ずホットな時間を過ごせるわけではありません。むしろ、死を呼び込むことだってあるということを教えてくれています。
そこで今回は、そんなSF/ファンタジー史に残る最悪なデート12選を紹介。では、続きからお楽しみ下さい。
12. 『クリープス』
80年代を代表するB級SF映画。宇宙船から放り出された謎のナメクジ型生命体が地球で人間や犬に感染し大混乱を巻き起こすストーリー。冒頭のデートシーンでもカップルが殺され、フォーマルデートのピックアップシーンでもゾンビと化した人々が邪魔をします。このナメクジ型生命体の弱点は火なので、カップルが銃と火炎放射器で息の合った連携プレーを見せていますが、決して楽しいデートとは思えません。
11.『ジェニファーズ・ボディ』
悪霊に取り憑かれたチアリーダー(ミーガン・フォックス)が、自分の美貌を維持する為に青年達をデートに誘っては食い殺すストーリー。純情なゴスファッションの青年がネズミだらけの家でミーガンの餌食になる様子は、非常に可哀想です。自分のことを馬鹿にしていた美女からの急なデートの誘いは警戒した方が良い、ということを教えてくれます。
10. 『スタートレックIV 故郷への長い道』
シリーズ初、舞台を20世紀の地球に設定し、人気を博した本作。カーク船長がジリアン・テイラー博士とイタリア料理をタベに行くシーン。女性側の質問に対して、質問で答え、デートなのにお金は持って来ておらず、ザトウクジラのことしか考えていない男性とのデートなんて、最悪以外の何ものでもありません。
9. 『恋はデジャ・ブ』
タイムトラベルして2月2日を繰り返してしまうフィルと、仕事でフィルと共にとある街に取材で訪れたリタは、最悪のデートを何度かしますが、中でも酷いのは、フィルがいきなり「子供が欲しい!」と言い出す事でしょう。そのデリカシーの無さは、いきなりビンタを食らわせられても文句なんて言えません。
8. 『FRINGE/フリンジ』「真実の代償」
映画『アルマゲドン』や『M:i:III』の脚本を手掛けたJ・J・エイブラムスが製作総指揮・脚本・音楽を担当する本作。楽しいはずのマリファナデートが、人間の体をのっとる気持ち悪い化け物の登場で、悲劇に一転。あまり人の少ない場所に行かない方が良い、ということを教えてくれるストーリーです。
7. 『ファングルフ/月と心臓』
80年代にリリースされ、高い人気を得た『狼男アメリカン』の続編。エッフェル塔から自殺しようとしていた美女(狼女)を助けたことをきっかけに狼男になってしまった主人公のアンディ。そんなアンディは、レストランで出会った女性と行きずりのデートを楽しもうとしますが...。どんなに気が合いそうな男性でも、いきなりスカートに頭を突っ込んで来るような人とはデートしないのが懸命です。
6. 『トゥルーブラッド』「Beyond Here Lies Nothin」
高級レストランを貸し切り、優雅にダンス、(スーキーだけ)美味しい料理に舌鼓を打った後には、飛行機チケットと大きなダイヤモンドリング。女性ならため息モノのプロポーズですが、相手がバンパイアともなると簡単に「はい」とは言えません。しかも、覚悟を決めて返事をするとそこにビルの姿は無い...なんて悲劇です。
5. 『スタートレック ディープ・スペース・ナイン』「Life Support」
フェレンギとのデートは最悪以外の何ものでもありません。とんでもない男尊女卑。デートの相手に、「女のくせに喋り過ぎる」とか「おまえの意見なんて聞いてない」、「ほら、俺の為にこれを切って食べやすくしろよ」なんて言われて喜ぶ女性がいるわけありません。こんな勘違い男がいたら、女性だけじゃなくその場にいる全員が最悪な気分になります。
4. 『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
人間らしい感情を殺し、ジェダイとして生きなければいけないアナキンと、パドメが強く惹かれ合うきっかけとなったデート。アナキンとパドメが抱きあって草原を転げる描写が愛らしく幸せそうに見えますが、その後のふたりの悲劇的な展開を考えると、このデートも最悪というか、悲しく見えてしまいます。デート自体は問題無いんですけどね。
3. 『バフィー ~恋する十字架~』「初デートで彼を殺さないこと」
バンパイア・スレイヤーとして日々戦うバフィーが、憧れの同級生オーウェンとデート。しかし、楽しいはずのデートは予言やバンパイアに邪魔されてしまいます。スレイヤーと恋の両立は難しいということが分かるエピソードです。
2. 『バック・トゥー・ザ・フューチャー』
母親の女の部分を見てしまうのは子供にとって、もの凄いショッキングなこと。いくらタイムスリップしているとは言え、こんなデートはしたくありません。
1. 『ブロブ/宇宙からの不明物体』
知る人ぞ知るスティーブ・マックイーン初主演作『マックイーンの絶対の危機(ピンチ)』のリメイク作品。隕石の中に入っていた謎の粘着質の宇宙生物と人間の戦いを描いたSF映画です。宇宙生物は恐ろしいですが、デートレイプを企む男を返り討ちにするところは評価したいところです(女性も死んでしまっていますが...)。合意無しに女性のオッパイは触ってはいけないという見本です。
[via io9]
(中川真知子)
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