2013年1月のテレビ実況ツイート解析から見た「スマイルプリキュア(最終回)」/「ドキドキ!プリキュア」


以前、『選挙ネタより盛り上がった! 今年のテレビ実況ツイート数解析から見た「スマイルプリキュア」』として、テレビ実況ツイートから分析するスマプリの素晴らしさをご紹介しました。

アニメ作品ながら総合ツイート数で7位にランクインするという素晴らしい健闘を見せたスマプリですが、この集計結果の最新版。『「実況民」のための最強番組表 ? 2013年1月クール編 -』がソーシャルテレビラボにて公開されています。

この調査結果から筆者は、またしてもひとつの真理を導き出してしまいました。もはやこれは世界の理を理解したと言えるでしょう。リンク先のデータを眺めつつ、続きより御覧ください。
 

 
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イカちゃんはすごい。

あ、いや。

やっぱりプリキュアはすごい(真理)。

今回発表された計測は、前回のようにツイート数ではなく、ツイートの参加者数を測るというレギュレーションとなっています。アニメや特撮作品は、少数のユーザーが連続して「実況」するようなツイートが多い傾向があります。また、時間帯的にも日曜朝という厳しい条件であるにもかかわらず、「スマイルプリキュア!」が堂々の3位にランクイン。その数なんと5297人

1位の「NHKスペシャル 世界初撮影!深海の巨大イカ」は6054人と800人ほど差を付けられていますが、ゴールデンタイムでなおかつNHKスペシャル枠幅広い層からつぶやかれる傾向があります。また、今回は直前にもネットニュース界隈で取り上げられていたダイオウイカがテーマだっただけに、その事前注目度も高かったためだと思われます。イカ娘も本望でしょう


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あれ? でもなんでスマプリ? それはもう過去の女じゃないのか?

というご意見も多いと思われますが、集計期間は「2013年1月7日(月)~2月10日(日)」となっているためですね。ちなみにどの回の集計結果がこの3位に食い込んだのかはわかりませんが、常識的に考えると、1月27日の最終回、「光輝く未来へ!届け!最高のスマイル!!」であると思われます。

最終話の評価は人それぞれで、あまりにもご都合主義だったという声もあります。しかし、僕は思います。これは、それで、良いのです。僕達が日曜の朝8時30分から見ていたものは、「スマイルプリキュア」という1冊の物語だったのです。みゆきちゃんが、通学途中に出会った絵本からはじまる物語。それは彼女自身が主人公で、小さなお友だちも大きなお友だちも、みんなが楽しめる。もちろん、最後はみんな笑顔でハッピーエンド。そんな素晴らしい絵本であったのです。

長いようで短い、戦いと成長。絶望と希望。そしてその中で見つけた最高のスマイル。彼女たちは1年を通して、物語を介して僕たちに希望を与えてくれたのです。思い出してみてください。彼女たちのスマイルはつねに僕たちの方へ向いていました。

ありがとう、スマイルプリキュア。君たちが頑張っている姿を追って、僕たちも自然と言葉が生まれ、Twitterで広がりました。物語を開いている、みんなと共感して、応援したり、泣きあったり、そして笑い合ったり......。君たちのおかげで僕たちの1年も、笑顔で満ち溢れていました。みんな、みんなウルトラハッピーだった


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そして彼女たちの意志を引き継ぎ、現在は同じ枠で「ドキドキ!プリキュア」が始まっています。まだ4話が終わった所で、プリキュアも全員出揃っていません。まだキャラクター紹介的な流れであるため、詳しいジャッジを下すことはできませんが、とにかくメインヒロインであるキュアハート(相田 マナ)の優秀っぷりに驚かされます。

現在、「歴代もっともデキるピンク」との評価を与えられていますが、より優秀なキュアダイアモンド(菱川 六花)の存在もあるため、もしかしたらこの先お笑い路線へと進む可能性も否定できませんね。個人的にも「マナ×六花」のカップリングはグッと来るものがありますので、ぜひこの2人の絡み(性的な意味ではなく)は多く描いて欲しいところです。夏の聖地では、薄い本も期待しています。

そして、今週の第4話で登場したキュアロゼッタ(四葉 ありす)のインパクトも相当なものがありましたね。変身するとフリルが減るという謎な現象を引き起こしている彼女ですが......。

あざとい! 黄色あざとい!!

いつもは早起きしてテレビとTwitterにかじりついて見ている筆者ですが、今週は嫁の両親が泊まりに来るというイリーガルなイベントがあったため、無念にもリアルタイムで見られなくて、やっと見られたのが翌日......。

くそっ! なぜこんなあざとい回をリアルタイムで見られなかったのか! Twitterのプリキュアクラスタの連中が大盛り上がりする様子が目に浮かび、羨ましく感じます......。ああ、僕も一緒に盛り上がりたかった! 嫁の両親から奇異の目で見られようとも、プリキュアを見ればよかった! キュアロゼッタにぽかぽかにされればよかった! 

ウッ......。僕の心のジコチューがッッ!!

というわけで、プリキュアは録画ではなく。絶対に朝早起きしてリアルタイムで見るべき作品です。それだけの価値があるものです。その際は、Twitterのプリキュアタグを眺めていると、間違いなく楽しさが120%ほどアップしますよ。ちなみにプリキュアタグは現在のところ、

#precure」「#プリキュア」「#ドキドキプリキュア」「#ドドリア

などがあるので、これらで検索してみてくださいね。でも、ドドリアって訳し方はひどいと思います。


「実況民」のための最強番組表 - 2013年1月クール編 -[ソーシャルテレビラボ]

(小暮ひさのり)

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