あまり見かけない角形ハウジングのヘッドフォン。デザイン重視かと思いきや。いやいや。 イヤフォンの「AE」もステキモダンなスタイルで大人を狙い撃ちなスタイル&サウンドでしたが、こちらのハーマンカードン「CL」もアッパーでアーバンでアスファルトでタイヤを切りつけながら暗闇走り抜ける感じです。 ハーマンカードンはプレミアムな路線で勝負するというわけなのでしょうか。アップルストア先行販売製品ですし。
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■第一印象
このモデルで面白いのがヘッドバンドが非可動式なところ。 SとL、2サイズのメタルバンドがついており、頭のサイズに合わせて付け替えます。スイーベル部のコネクタのデザイン・精度といい、こだわり抜いたプロダクツという印象は強いのですが、正直ちょっと面倒。
インナーに伸縮式のレザーバンドがついているので微調整をする必要はないし、いったん自分のアタマに合わせたらまず付け替えないから、いいのかな? 反面、非可動式ヘッドバンドが生む剛性感の高さはちょっと感動モノです。剛体術の神髄が味わえます。
サウンドはおとなしく、優しい音。解像感は相当に高く、リバーブの表現もリリースの表現も上手です。音の消え入り方が自然ですーっとフェードアウト。うむ。滋味。 いわば酸いも甘いもかみ分ける人がわかりうるアダルティな音。FLACやWAVといった高解像な音源でなら当機の味わい深さが見えてくるのですが、はてさて圧縮された音ではどうでしょうか。
■【日本赤十字社】Def Tech-Bolero Full
■Def Tech × RED CROSS
。゜。゜(ノД`)゜。゜。(号泣中) 日本赤十字のイメージソングでもあり、聴いたことがある方も多いでしょう。 MicroとShenの声がやさしく響き渡るシーンは、優しく音を広げつつ、細部まで解像しようとする「CL」の個性が一番生きるところかも。
■PSY・S - Angel Night 〜 天使のいる場所
懐かしのナンバー。左右のパンを振り切っちゃったり、ハイハットにリバーブを強めにかけていた当時の雰囲気がよく出ています。解像力に特化したモニター系ヘッドフォンでは、こうはいきません。 チルアウトやニューエイジなどの曲ともマッチングもよし。仕事から帰ってきて、音楽で癒やされたいという方にオススメしたいですね。 なお「CL」にはBluetoothに対応した「BT」、ノイズキャンセル機構を搭載した「NC」という兄弟機があります。アップルストアでの売れ行きがいいのは「BT」ですって。 音の傾向●フラット
音の伸び●左右に広がるイメージ
音の細かさ●かなり細かめ
オススメのジャンル●イージーリスニング、ポップス、エレクトロニカ、ニューエイジ、ワールドミュージック
harman/kardon CL[ハーマンカードン]
協力・オレンジフォト撮影会・リッス (武者良太)
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