私は入店希望で、先輩に研修を受けるという名目で沙也さんにサービスを教わっていた。仰向けになった私に

「通常はこのまま女性上位でフィニッシュに導くのよ」

と言って、私の乳首を舐めながらクリトリスを指でさすり、私はイカされた。

沙也さんは、マットサービスに一時間かける人だった。ローションを洗い流しながらしてくれるマッサージも上手だった。浴槽でタオルを使いローションをしっかり落としてくれた。

沙也さんは先に上がり、壁にマットを立て掛け、ベッドの準備をしている。私はラベンダーの香りがする湯船に浸かって見つめていた。沙也さんに手を引かれて風呂から上がると、バスタオルで体を拭いてくれた。

「王様になったみたいですね」

「ソープランドは男性が王様になれる所よ」

「あっそうなんですか」

インターホンで注文したウーロン茶をボーイが運んできた。透明なロックアイスが浮かんだ冷たいウーロン茶が体にすうっと染み渡っ