対面の先制リーチを受けて上記の手牌(牌図A)
あまりやる気がない時は同じ現物でも4pを抜きます。
東家、西家に対する将来の対応のためです。
でもこの時は巡目が早い、まだやる気もあったということで南を切りました。
のほほーんと打っていると大事なサインを見落とします。
東家の一発目は無筋3s、2発目は無筋8pでした。
あのサインをチェックできていたら(牌図A)で南を切ったとしても
ここでは北を打たずに東家の反撃に備え打4pとしておいたほうが良いでしょう。
こうなると上級者も中級者も打牌選択は一緒です。
前巡に打4pと出来ていた人は、この場をより安全に凌ぐことができるでしょう。
この場面だけに注目して「上級者といっても自分と打牌選択は変わらない」
と思う中級者は多いです。
「何切る?」などでも「上級者と同じ解答だから実力差はあまりない」
と思う中級者もいることはいるでしょう。
決定機の選択は一緒でも決定機に至るまでの過程が
九段坂奮闘記・64~68戦目
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