ナショナルの面々が残ってくるかと思われたが、結局決勝に勝ち上がったのは新田祐大ただ一人。

そして、見事なレースを繰り広げたのは平原康多でした。強い平原が帰ってきましたね。

決勝は、北日本が4車連携。菅田壱道、新田祐大、渡邉一成、佐藤慎太郎の並びです。

そして、平原康多、諸橋愛の関東、郡司浩平、中村浩士の南関東、今年絶好調な中川誠一郎が単騎で決勝に臨みます。

色々な作戦が考えられますが、中心は北日本でしょう。4車連携の出方を他のラインがどう考えるかで大きく変わってきそうです。

菅田が絶対先行の覚悟で行くのなら、平原は番手を狙いに行きそうですし、逆に先行しないのであれば、北日本を消して考えられそうなのですが。

平原から狙ってみたい気持ちが今はうずうずとしています。

《ダッグアウトから》

10レース準決勝
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●捲って1着の新田祐大
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「決勝戦に向けて、慎太郎さんと1着、3着だったし、長い距離も踏めているし、今日はいいレースができたと思います」

●先行した山崎賢人の番手から、2着の中川誠一郎
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「賢人はいい駆け方でした。(新田に来られた時)入れようか迷ったけど、シビアに行かせてもらいました」

3着の佐藤慎太郎
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「新田が冷静でしたね。(3コーナーで)後方を見たのは、援護の意味じゃなく、誰も来ないでくれーっていう願いを込めてでした(苦笑)。差すのは苦しいけど、しっかりついていっているし、悪くはないですね」

11レース準決勝
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●縦横無尽な動きで1着の平原康多
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「嬉しいですね。かぶってはいけないと思ったので、ちょっと深谷(知広)をふっていきました。ちょっときつかったけど、自信をもって仕掛けられているし、よかったです。諸橋さんと決まったことも大きいですね。ようやくスピード競輪の中で活路を見い出せたと思います」

2着に諸橋愛
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「今日の康多はデキが違いましたね。僕も必死についていっているんですけど、要所、要所で離れちゃいました」

3着に突っ込んできた菅田壱道
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「決勝まできました。ここまでくれば、あとは9分の1すからね、あと1レース頑張ります」

●先行した清水裕友

「悔しいですね、調子は悪くないと思うんですけど、このクラスで先行は苦しいということですね」

12レース準決勝
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3番手取って、そこから追い込み1着の郡司浩平
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「新山が行くし、ライン3車なのでまず3番手をしっかり取ってからと思っていました。脇本(雄太)さんを後方に置いてからじゃないと苦しいですからね。脇本さんが横に来てから気づいたけど、でも、もう一成さんが出ていっていました。自分の調子がもっと良ければもうワンテンポ早く自分で行ったかもしれないけど、今日は一成さんをあてにしたレースになってしまいましたね。ケガ明けでしたが、しっかりここに向けてやれたし、ここまでこれたのは自信につながりますね」


●先行した新山響平の番手から捲って2着の渡邉一成
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「新山はバツグンのかかりでした。でも、あれ以上タイミングを見てから出ては後ろから来られてしまうかもと思い、申し訳ないけど行かせてもらいました。それだけ脇本(雄太)君のスピードは脅威ですから。毎度、新山には申し訳ないことをしていると思っています…。決勝で北日本で頑張りたいと思います」

3着に中村浩士
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「ワッキーもすごいスピードできていたし、かぶったんですけど、前のスピードがよかったので、それをもらって最後は行けました」