河端朋之選手が男子ケイリン決勝で銀メダルを獲得しました。
河端、優勝のプエルタ、銅メダルのマキシミリアン
1987年の本田晴美さん(金メダル)、1993年の吉岡稔真(銅メダル)から、久しぶりのケイリンでメダルになります。
決勝戦は、後方からタイミングをみて残り半周から仕掛けていった河端選手。優勝のプエルタ選手(コロンビア)にはわずかに届きませんでしたが、落ち着いたレース運びはお見事でした。
ゴール
河端朋之
「もともとなかった枠をアジア選優勝でつかみ取って、さらに、ここで銀メダルをつかみ取れたのですごい嬉しいです! 1回戦を走って、勝ち上がれはしなかったけど自分の感じとか落ち着き具合は問題なかったのでこのままの気持ちでいけば敗者復活戦も勝てると思っていました。2回戦は難しいレースでしたが、踏んだら辞めないってことだけ考えて走りました。決勝に向けて、予選から変わらずというか自分の出来ることが変わるわけではないので、自分の出来ることだけやろうと思いました。僕は脇本君や新田君みたいに長い距離を踏めるわけではないので、決勝も自分のタイミングをみて踏むだけでした。ここしかないと思うタイミングで行けたし、その上をブエルタが行ってくれたのも大きかったですね。(ゴール後は)嬉しいけど、もう少しで届きそうだったと思うと悔しいですね。他の選手は脚を使っていたのに自分は使っていなくて、まだその辺の力の差はあるのかなとは思いました。ブノワにいつも言われている通り、自分の出来ることをしっかりわかって、落ち着いて、自信をもってレースをしろと言われているんですが、その通りに出来たと思います! 次のシーズンから(五輪への)勝負がかかってくると思うし、これを弾みに来シーズンも頑張りたいと思います」
ブノワ・ベトゥコーチ
「河端の決勝は、彼の才能通りに走ったと思います。最後のスプリント力があるのはわかっていたし、アジア選も2回戦もそうやって勝っていたし、彼は落ち着いて、持っている通りの力を出したと思います。河端はタイムもあがっているし、ギアもあがったし、自信をすごくついた、そして、怖がらずに勝負に臨めるようになりました。彼のメダル獲得によって、他の皆も自信を持つだろうし、期待するだろうし、それは東京オリンピックのメダルへ向けての時間が短くなると思います。一緒に毎日トレーニングしているから、彼が獲れたなら自分も出来る、これで外国人選手に対してのコンプレックスも払しょくできるのではないかと思います」
ブノワ、河端、ジェイソン
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