先月のことなんですけど、栃木県の足利学校というところに行ってきました。
日本最古の学校ということで世界遺産を目指しているようですね。
昔の学校とか、寺子屋もそうですけど古典の素読をやっているわけですよ。
古典といっても色々ありますが、例えば論語とか有名ですよね。
古典っていうのは時代に関係なく、人間の心に響くからこそ残っているわけです。
今日はそんな論語から、現代にも通じる名言をいくつか紹介したいと思います。
子曰く、故きを温ねて新しきを知れば、以て師と為るべし。
孔子が言った。過去のことを考え究め、それを取捨し、選択したものをもとにして、現在及び未来のことを考える。そうした考え方をする人は、他の模範となり得る人である。
(伝統ばかりにこだわると頑固にすぎる。過去を否定し、新しいことばかりにこだわると時流に流される)
子曰く、賢を見ては、斉しからんことを思い、不賢を見ては、内に自ら省みる。
孔子は言った。優れた人物を見たら、自分もその人物と同じようにありたいと思い、劣った人を見たら、自分にもその人と同じような所はないか、反省してみることだ。
偉人の話とか見るじゃないですか。それですごいなで終わりじゃなくて、自分もこうあるべきという意識を持つことが大事ということです。すぐれた人物を見たら自分も、うわぁ頑張ろうってビックになろうという心意気を持ちましょう。
子曰く、君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む
孔子が言った。学徳ともにすぐれた君子と言われる人物は、すべてを自分に求め、自分を責めるが、学徳なく、器の小さい小人は、すべてを他人に求め、責任を他人に求めるものだ。
これは本当に自分を戒めなければなりません。新井が悪いとかねそういうのはNGということですよ。
論語ってすごい大事なんですけど、論語だけやったらいいかっていうとそんなこともないですよね。
現代は合理性が求められる時代です。そういう時代ですけど合理性のベースにも道徳は必要なのかなと個人的には思います。
だから論語って大事ですよね。
あ、ちなみに今日紹介した名言はこちらの論語抄訳版の本にも出ています。
足利学校で買えるんですけど、お値段が衝撃なんですよ。奥さん、これいくらだと思います?
怒涛の名言ラッシュ、お子さんの教育にもいいんじゃないですかね。
そんな小冊子、お値段はなんと、100円!100円なんですよ奥さん。
注文は今すぐ、0120-114-51Xまで。
最近中国人が孔子学院というのを世界中に作り始めています。
彼らは一旦孔子全否定で儒者を葬ってきました。
よって、圧倒的に論語理解が進んでいるのは日本です。
中国というか、シナでは科挙があったにもかかわらず
大した学問になっていません。
それだけでなく、仏教も日本が本場です。
また、漢方も鍼灸もトップは日本で
中国や他のアジア諸国にたいした研究はありません。
これって誇るべきことだと思います。
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