本件はどちらが勝ちとか、どっちもどっちとかでなくて、それぞれの発言から見える思想や目的意識を読みとるべきだと思います。 まず桜井氏は、最終的に在日問題などを、どういう手段で、どういう結果に持って行こうとしているかが見えません。 政治を信用していないから政治には参加しないというのは、個人の信条ですから否定はしませんが、大いに異論があります。現実問題として民主国家・法治国家の日本では多数決と法改正という形でしか社会の仕組みは変えられません。それを否定してただ闇雲に騒いでも効果があるとは思えません。 社会問題をどういう結果に持って行くか、そのためにはどの制度をどう変えるか、そのために何をすれば良いか、といった戦略が全く見えません。 また、在日特権がそれなりの知名度を持ち始めた現在に於いては、彼の行動はプラスよりマイナスの効果が大きいと感じます。 現実に、ヘイトなるものを法規制する理由を売国奴達に与えてしまったのは、他ならぬ在特会の行動でしょう。在日問題を知って貰うという事なら、もっと冷静で批判を受けにくい論法・手段はいくらでもあるはずです。正に北風と太陽です。在特会を擁護してヘイト規制の不当性だけを批判している第三者などは、御花畑左翼並みに考えが幼いと感じます。 そして今では、逆に良心的な一部の政治家が在日問題を批判しようとしても、ヘイトだとレッテル貼りをされる空気が出来てしまいました。大多数の無関心層は、わざわざ内容を精査して指示不支持を判断してくれたりはしませんから、こうしたレッテルは多数決前提の政治ては大きな足枷になってしまうでしょう。 私は、ネット由来の保守層がするべき事は、ひたすら無関心層の理解を得ることだと思います。 最近では同じ思想の「気付いた者同士」で『そうだそうだ!』と言い合う事をただ楽しんでいる様な風潮が広がって来ている様に感じます。分かっている者同士でいかにウケても、無関心層を引かせてしまっては話になりません。都知事選の敗北から何も学んでいないなと感じます。 一方の橋下氏は、そもそも議論が出来ていませんし、本当に立法府たる国会議員を目指すなら、桜井氏の問に答えるべき事は山ほどあったはずです。 本当に国政を考えているなら、政治不信から政治への働きかけを否定する桜井氏に対して、「それでも社会問題を解決するには制度を変えるしかなく、いくら嫌悪しようが、そのためには政治に働きかけるしかない」と諭すくらいの事はすべきでは無いでしょうか。 そもそも橋下氏は議論に詰まるとすぐ法律論を持ち出しますが、社会問題を改めるために法律を作る(変える)のが立法府の役目でしょう。法律に合致しなくても、問題が指摘されればその是非を議論するという姿勢が無いなら、彼に国政は無理です。 また、在特会会長と大阪市長・有力政党の代表ではあまりに立場が違います。同レベルの品位で喚いてどうするのかと。菅官房長官が朝日の記者と同レベルに落ちて言い争いをしたら官房長官が勤まるでしょうか?どっちもどっちもどっちと言われる時点で恥ずべき事で、まして『あの場に行けば云々』などと言い訳するのは言語道断でしょう。 最近は、メディアなどに隠されていた日本の様々な問題点が少しづつ露わになって来て、なかなか良い方向に流れが動いている様にも感じますが、一方で、見る側・支持する側が、祭りのような空気になり、冷静さを失い始めている様にも感じます。 このままでは、ネット由来の保守の流れは、一定割合にだけ定着した一つの閉じた世界になって、そのまま内ゲバなどで空中分解してしまうのではないかと、内心不安に感じています。 大変な長文失礼しました。
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本件はどちらが勝ちとか、どっちもどっちとかでなくて、それぞれの発言から見える思想や目的意識を読みとるべきだと思います。
まず桜井氏は、最終的に在日問題などを、どういう手段で、どういう結果に持って行こうとしているかが見えません。
政治を信用していないから政治には参加しないというのは、個人の信条ですから否定はしませんが、大いに異論があります。現実問題として民主国家・法治国家の日本では多数決と法改正という形でしか社会の仕組みは変えられません。それを否定してただ闇雲に騒いでも効果があるとは思えません。
社会問題をどういう結果に持って行くか、そのためにはどの制度をどう変えるか、そのために何をすれば良いか、といった戦略が全く見えません。
また、在日特権がそれなりの知名度を持ち始めた現在に於いては、彼の行動はプラスよりマイナスの効果が大きいと感じます。
現実に、ヘイトなるものを法規制する理由を売国奴達に与えてしまったのは、他ならぬ在特会の行動でしょう。在日問題を知って貰うという事なら、もっと冷静で批判を受けにくい論法・手段はいくらでもあるはずです。正に北風と太陽です。在特会を擁護してヘイト規制の不当性だけを批判している第三者などは、御花畑左翼並みに考えが幼いと感じます。
そして今では、逆に良心的な一部の政治家が在日問題を批判しようとしても、ヘイトだとレッテル貼りをされる空気が出来てしまいました。大多数の無関心層は、わざわざ内容を精査して指示不支持を判断してくれたりはしませんから、こうしたレッテルは多数決前提の政治ては大きな足枷になってしまうでしょう。
私は、ネット由来の保守層がするべき事は、ひたすら無関心層の理解を得ることだと思います。
最近では同じ思想の「気付いた者同士」で『そうだそうだ!』と言い合う事をただ楽しんでいる様な風潮が広がって来ている様に感じます。分かっている者同士でいかにウケても、無関心層を引かせてしまっては話になりません。都知事選の敗北から何も学んでいないなと感じます。
一方の橋下氏は、そもそも議論が出来ていませんし、本当に立法府たる国会議員を目指すなら、桜井氏の問に答えるべき事は山ほどあったはずです。
本当に国政を考えているなら、政治不信から政治への働きかけを否定する桜井氏に対して、「それでも社会問題を解決するには制度を変えるしかなく、いくら嫌悪しようが、そのためには政治に働きかけるしかない」と諭すくらいの事はすべきでは無いでしょうか。
そもそも橋下氏は議論に詰まるとすぐ法律論を持ち出しますが、社会問題を改めるために法律を作る(変える)のが立法府の役目でしょう。法律に合致しなくても、問題が指摘されればその是非を議論するという姿勢が無いなら、彼に国政は無理です。
また、在特会会長と大阪市長・有力政党の代表ではあまりに立場が違います。同レベルの品位で喚いてどうするのかと。菅官房長官が朝日の記者と同レベルに落ちて言い争いをしたら官房長官が勤まるでしょうか?どっちもどっちもどっちと言われる時点で恥ずべき事で、まして『あの場に行けば云々』などと言い訳するのは言語道断でしょう。
最近は、メディアなどに隠されていた日本の様々な問題点が少しづつ露わになって来て、なかなか良い方向に流れが動いている様にも感じますが、一方で、見る側・支持する側が、祭りのような空気になり、冷静さを失い始めている様にも感じます。
このままでは、ネット由来の保守の流れは、一定割合にだけ定着した一つの閉じた世界になって、そのまま内ゲバなどで空中分解してしまうのではないかと、内心不安に感じています。
大変な長文失礼しました。