ナチスの医学薬学は世界一ィィィィーーーーッ!
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と言っていましたが、歯科医学は先進国最底辺でした。
どうも、薬理凶室のケダモノ、亜留間次郎です。

ナチスが政権を取るまでは世界的にも進んでいたのに、なんでそんなことになったのでしょう。
今日はそんな、ナチスに巻き添えを食った偉人のお話です。

皆さんは、虫歯になって歯医者さんに行き、レントゲンを撮って貰ったことがあるでしょうか。

この歯科医療でのレントゲン診断、それを最初に行ったのは、

ドイツの歯科医師フリードリヒ・オットー・ヴァルコフ先生です。
日本の歯科放射線学の教科書にも載っているほどのドイツが誇る偉人でした。

レントゲン写真が最初に撮影されたのは、1895年11月8日。
その直後と言える1896年1月に、ヴァルコフ先生は、自分の歯のレントゲン写真を撮りました。

ヴァルコフ先生の研究により、歯科医療の分野でもレントゲンは一般的になり、口の中を目視する事に頼っていた歯科診断は大きく進歩したのです。
功績を認められたヴァルコフ先生は1906年から1926年までドイツ歯科医師中央協会(CVdZ)の会長を務めました。

そして、21世紀になるまでヴァルコフ賞という賞がありましたが……

ドイツが誇る偉人だったヴァルコフ先生は死後になって周囲の善意からキャンセル・カルチャーに遭いました。

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