石破 茂 です。
昨日国会内において、高校生たちによる政治に関する討論会が行われ、他党の代表とともに冒頭挨拶をしてまいりました。
私の高校生時代は70年安保も終わって政治の季節も過ぎ去った頃で、このような催しに参加することなど考えられなかったことでしたが、全国から集まった多くの高校生たちに接し、時代の変化を強く感じたことでした。
挨拶の中で私は田中美知太郎氏の講演集「人間であること」(文芸春秋刊)の中の次の一節を紹介しました。
「日本では主権在民などと言いますが、一向に主権在民ではない。いわゆる市民というものは主権者になり、国家全体のことを考え、みんなのために政治を本 当に考える立場にあるのに、『こうしてくれ』とか『ああしてくれ』とかわあわあ騒ぐだけです。『生活が苦しい』とか『月給を上げろ』とかそんなことばかり 言っている。こんなことを言うのは決して
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