2013年06月20日発行 第0751号 特別
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■■■ 日本国の研究
■■■ 不安との訣別/再生のカルテ
■■■ 編集長 猪瀬直樹
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こころざしをはたして いつの日にか帰らん
「朧月夜」「紅葉」「春の小川」そして「故郷」
明治の青年たちが「文部省唱歌」に込めた夢とは
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「就任半年 猪瀬知事に聞く 『時間の市場開拓を』」
国内選挙史上最多の約434万票を獲得し、昨年12月に初当選をした都の猪
瀬直樹知事が18日で就任半年を迎える。猪瀬知事は産経新聞のインタビューに
応じ、副知事に就任した平成19年6月から6年となる実績を強調、交通政策や
24時間の国際都市・東京について、「JR山手線は昭和5年から変わっていな
い。時間の市場を開拓すべきだ」と思いを語った。
◇
□ 知事就任半年だが
「五輪招致ばかりと言われることもあるが違う。通常業務プラス、五輪。東京
電力改革、地下鉄一元化、子育て支援…、副知事からの政策の連続性がある」
□ 雇用対策は
「ハローワークを国から移管させようと思ったが、機能していない状態では仕
方がない。求人と求職のミスマッチ解消などを『東京就活スタイル』として、
新たなモデルを開発する」
□ 少子化対策は
「都は認可保育所に対して認証保育所を増やし、小規模な『東京スマート保育
(スマ保)』を始めた。進めてきたものを、さらに追いかけていく」
□ 知事の目指す地下鉄の経営一元化はサービス一元化で十分との声もある
「改札が2つあり、乗り換え料金を払うのは別会社だから。サービス一元化を
突き詰めれば経営統合になる。既得権益があるから、経営統合という言葉を使
いたくない人がいる」
□ 都営バスの一部終夜運行も打ち出した
「バスの24時間運行はニューヨークやパリでもやっている。鉄道の緻密さは東
京が世界一。駅からは民間の深夜バスが出ており、そこにつなげる施策が必要」
□ 標準時の2時間前倒しを政府に提案した
「昭和5年の時刻表を見ると、山手線は4分間隔で動き、始発と終電も今と変
わらない。終電から逆算した人生をやめること。ニューヨークと東京では野球
やコンサートが始まる時間が1時間違う。アンコールの拍手も、終電が気にな
って気もそぞろだ。
残業したサラリーマンが焼き鳥で一杯引っかけるだけでは市場は拡大しない。
自由な時間市場を開拓すれば、タクシーやレストランも潤う。劇場などに活気
が生まれれば、アーティストを志す若者も増える」
□ 2時間前倒しには懸念もある
「たとえば学校は無理に当てはめる必要はない。サマータイムではなく、ウイ
ンタータイムがあってもいい。
昭和5年の終電は今で言えば深夜2時くらいに当たる。かつて、午後11時以
降に起きているのは大みそかの紅白歌合戦ぐらいだったが、今では当然。アフ
ター5(ファイブ)にスポーツし、音楽やアートに親しむ。湾岸地域には国際
会議場やホテルがありカジノもある。アフター5に男女が出会えば少子化対策
にもつながる。
昭和の銀座・数寄屋橋が描かれた『君の名は』は、会えないすれ違いのドラ
マ。今は携帯電話で必ず会えるが、時間の変化を意識化できていない。時間を
操るぐらいでなければ、イノベーションは生まれない。それは国家の機能だ」
□ 都が進めてきた世界の多都市間外交より、2都市間外交を重視するか
「先日訪問したロシア・サンクトペテルブルクでも、観光振興と廃棄物の処理
技術提供で一致した。上下水道の海外展開も進めている。北京も含めた2都市
間外交を進める」
(産経新聞 2013年6月18日 25面)
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猪瀬直樹の新着情報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■掲載情報
・6月5日発行『潮』7月号、連載対談「日本を変える次世代の騎手たち」
第13回にエル・システマジャパン代表理事の菊川穣氏との対談「音楽の力で
被災地の子どもに希望を」が掲載されました。
・6月10日発行『文藝春秋』7月号、特集「父への手紙、母への手紙」に、
「猪瀬直樹から母、久子へ 病床に届けた『約束』」が掲載されました。
・You Tubeにて、6月1日に放送された MXテレビ9CH『東京からはじめよ
う』(ゲスト:辻慎吾氏)が提供されています。
https://www.youtube.com/playlist?list=PL874C650250E25DD7
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