結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年6月30日 Vol.431
目次
- 昔の「やる気」を取り戻したい - 仕事の心がけ
- ファイルがあちこちに散らかってしまう
- 子供に深く考えてもらいたいのだがどうすればいいのかわからない - 教えるときの心がけ
- どうしてもミスを減らせない - 学ぶときの心がけ
はじめに
結城浩です。
いつもご愛読ありがとうございます。
* * *
最新刊『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』の話。
ようやく!
ようやくです!
春からずっと続いている社会情勢の影響を受けて大幅延期になっていた最新刊『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』がようやく発売になります。
編集部からの情報では取次さんに搬入される日(発売日)は2020年7月7日(火)とのことですが、流通の関係もあり、書店さんに実際に並ぶ正確な日時はわかりません。ご了承ください。
いつもと同じように、一部の書店さんでは結城浩の《サイン本》が発売されます。また一部の書店さんでは《メッセージカード》が同梱されます。
書店さんのリストなどの詳しい情報は、入手でき次第、Twitterやランディングページなどでアナウンスしたいと思います。
◆『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』ランディングページ
https://note13.hyuki.net/
いずれにしましても、たいへん長いことお待たせいたしました!
もうすぐ新刊発売です!
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NOTE14の話。
『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』は「数学ガールの秘密ノート」シリーズの第13作目。そして結城は現在シリーズ第14作目を書いています。こちらもがんばっています。
「執筆作業、本格化」と書こうとしたところ、「執筆作業、本書くか」と誤変換されて「それは確かにそうですね」という気持ちになりました。
どんどん行きますぞ!
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リダイレクト用のサイトを作った話。
結城メルマガのVol.番号からすぐに記事を表示できるように「リダイレクト専用のWebサイト」を作りました。
たとえば「結城メルマガVol.430」を表示したいときには、以下のリンクにアクセスします。リンク末尾が「mm430」(メールマガジン430の意)になっているのがポイントです。
上のリンクにアクセスすると、結城が管理しているlink.hyuki.netというWebサイトを経由して、結城メルマガVol.430のページが表示されます。
https://mm.hyuki.net/n/ned788931dd83
結城メルマガVol.430のURLはned788931dd83といったランダムな文字列を含んでいます。これはnoteの仕様上しかたがありません。でもこのようなランダムな文字列は覚えていられませんよね。ということはVol.430へのリンクを何かに書きたいときにいちいち調べる必要が生じてしまいます。
めんどう。
そこで、link.hyuki.net というリダイレクト専用のWebサイトを作ったというわけです。
同じように、cakesのWeb連載「数学ガールの秘密ノート」第291回を表示したいときには、
https://link.hyuki.net/girlnote291
にアクセスします。リンク末尾が「girlnote291」となっていますね。実際のジャンプ先は、
になります。
実は、この目的のためにいままでは、bit.ly というサービスをずっと使っていました。しかし、自分が管理しているページにジャンプするのに、自分の管理外のドメインに委ねるのもどうかなと、いまさらながら思ったので link.hyuki.net を作ってみたのです。
「作ってみた」といっても、Netlifyでホスティングしている場合、ファイルにURLの対応を書けばいいだけですから、非常に簡単です。たとえば、こんなふうに記述します。
◆Redirects and rewrites
https://docs.netlify.com/routing/redirects/
link.hyuki.netでは、サブドメイン名として link を採用しましたが、これを何にするかは少し悩みました。極端に短くしようかとも思いましたが、URLを短くしたいのではなく管理しやすくしたいという観点からやめました。またredir, jump, url, go といった名前も検討しましたが、シンプルにlinkとしました。
ところで、さきほど「URLの対応を書けばいいだけ」のようにさらっと書きましたが、結城メルマガは400個以上、Web連載は300個近くのURLがあります。合計700個のURLをまちがいなく記載する必要があるのです。さあどうしましょう。
最初は根気よく手で作ろうかな、と数学ガールのテトラちゃんのような考えが浮かびましたが、さすがにそれは手間ですし、まちがったらいやですよね。プログラムで作ればいい? でも、どうやって?
アイディアが浮かびました。毎月発行している「結城浩ニュースレター」の中に情報が埋まっていることに気付いたのです。結城浩ニュースレターのバックナンバーファイルから必要なURLを抽出するプログラムを作って対処できました。プログラムを作るのにはちょっと時間が掛かりますが、実行は一瞬で、しかもまちがいがありません。
◆結城浩ニュースレター
https://newsletter.hyuki.net/
なかなかよいですね。
* * *
それではそろそろ、今回の結城メルマガを始めましょう。
どうぞごゆっくりお読みください。
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