結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年6月23日 Vol.430
目次
- コミュ障をなおしたい - コミュニケーションのヒント
- 他人を見下す心の声
- 負けたくないから勉強? - 学ぶときの心がけ
- 数学の世界は探検するものか拡大していくものか
- 高校生、好きなことを見つけるにはどうするか
はじめに
結城浩です。
いつもご愛読ありがとうございます。
* * *
セールの話。
2020年6月25日(木)まで電子書籍半額セールを行っています。
対象になっているのは「数学ガール」シリーズと「数学ガールの秘密ノート」シリーズ、それぞれ最初の二冊にあたる合計四冊です。
以下のnoteからリンクを張ってありますので、よろしければこの機会をご利用ください。
◆【電子書籍半額セール】『数学ガール』『フェルマーの最終定理』『式とグラフ』『整数で遊ぼう』(2020年6月25日(木)まで)
https://mm.hyuki.net/n/nae1d537349bb
* * *
タイムラプス動画の話。
最近、Procreateというツールを利用してちょっとした動画を作るのが好みです。
◆Procreate
https://apps.apple.com/jp/app/procreate/id425073498
Procreateというのはイラストを書く人がよく使っている有名なツールですが、結城はイラストを描くわけではありません。iPadの画面を黒板に見立てて、そこに「板書」していく「タイムラプス動画」を作るのです。
たとえばこちらは「反対圏」の勉強をしていたときに作ったタイムラプス動画です。
◆反対圏の例を作る
https://video.hyuki.net/20200512193827-d0f3410684dd5507-opcat.mp4
Procreateでは、ほんとうに簡単にタイムラプス動画を簡単に作れます。というのは、「タイムラプス録画」というトグルボタンをオンにしておくだけで、描画開始から終了までの一連の編集操作を動画にまとめてくれるからです。画面に対する板書が終われば、もうタイムラプス動画は完成です!あとは「タイムラプス動画を書き出す」をタップすればMP4ファイルが作成されます。
Procreateのタイムラプス動画は、リアルタイムな録画ではありません。それが重要ポイントです。つまり、板書をするときには、じっくり考えて、ゆっくり描いてかまいません。再生するときには、その考えている待ち時間は自動的にスキップされてしまうからです。動画の長さは掛けた時間ではなく、描いたり消したりする分量だけで決まります。
数学の結果を見せたいなら、板書した結果の画像だけでもいいような気もしますが、数十秒〜数分の動画になっていると、なぜか飽きずに見ていられるんですよね。また、途中の試行錯誤がちらほら見えるのも楽しいものです。
こちらは、すどさん(@ysmemoirs)の問題を結城が解いているようすの動画です。
◆約数の個数に関する問題を解く
https://video.hyuki.net/20200514084438-389bf5104ac51633-math.mp4
◆すどさんの問題
https://twitter.com/ysmemoirs/status/1260555508722700289
またこちらは、最大公約数に関する基本的な定理の証明をしているようすの動画です。
◆最大公約数に関する基本的な定理を証明する
https://video.hyuki.net/20200522210732-108aac4e0460d725-gcd.mp4
コンテンツとして動画をちゃんと編集するとむちゃくちゃ大変で時間が掛かります。でも、このようなタイムラプス動画はいわば一発撮りなのでたいへん楽。まちがったらそこでゆっくり直せばいいのも気楽なものです。それになにより、こんなふうに動画にまとめると自分の頭にもよく残るんですよ!
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それではそろそろ、今回の結城メルマガを始めましょう。
どうぞごゆっくりお読みください。
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