ぼくの先輩でぼくの人生に最も影響を及ぼしたと言っても過言ではない吉野晃章(よしのてるゆき)さんが今から10年前の2004年4月15日に死んだ。42歳だった。ということは、生きていれば52歳。ぼくは今45歳なので、もう吉野さんの年齢を追い越してしまった。ぼくは今、吉野さんより年上である。
吉野さんは、ぼくにとって特別な人なので、今日は吉野さんのことについて書きたい。
吉野さんがどう特別かというと、吉野さんは、ぼくにとって本当の意味での先生だった。「師」だった。秋元康さんも師であるが、厳密に言うと、秋元さんは師匠の師匠に当たる。ぼくの直接の師匠は吉野さんで、吉野さんの師匠が秋元さんだった。だから、ぼくは秋元さんから直接指導も受けたけど、厳密にいうと孫弟子に当たるのである。
で、ぼくは吉野さんから何を教わったのかといえば、それはもう数え切れないくらいいろいろなことを教わったが、一番大きいのは礼儀とか、
吉野さんは、ぼくにとって特別な人なので、今日は吉野さんのことについて書きたい。
吉野さんがどう特別かというと、吉野さんは、ぼくにとって本当の意味での先生だった。「師」だった。秋元康さんも師であるが、厳密に言うと、秋元さんは師匠の師匠に当たる。ぼくの直接の師匠は吉野さんで、吉野さんの師匠が秋元さんだった。だから、ぼくは秋元さんから直接指導も受けたけど、厳密にいうと孫弟子に当たるのである。
で、ぼくは吉野さんから何を教わったのかといえば、それはもう数え切れないくらいいろいろなことを教わったが、一番大きいのは礼儀とか、
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