それは、彼らがこれまでの「ヒット狙い」から「ホームラン狙い」にシフトしつつある――ということだ。今回は、そのことについて書いてみたい。
出版業界は今、嵐の前の静けさだ。
それは、来るべき(あるいは来つつある)「電子書籍」の時代に、ビジネスのやり方を変えざるを得ないのは分かっているのだが、しかし今はまだ「紙」の本が売れているため、大胆に移行することもできない。そのため、いつ移行するかという機会を見計らい、虎視眈々となっているのである。
今、出版業界の人々はこう思っている。
――紙の本の売上げは、確実に下がる。しかも大きく下がる。だから、これまでのようなビジネスのやり方は続けられない。新しいビジネスに移行しなければならない。
しかしながら、今
コメント
コメントを書く(ID:27608172)
私もKindleを持ってますが結局、その場ですぐ読みたい時以外は紙の本を買ってしまいます。
紙の方が圧倒的に一覧性、検索性に優れていると感じてしまって。
電子書籍はまどろっこしくもどかしく時間がもったいなく感じてしまい、せっかちな読者の私まだ苦手です。
(著者)
>>1
ぼくも蔵書は少なくなりました。
今は飾るための本と、昔はお世話になっていたために捨てられない、辞書の類が残っているだけです。
(著者)
>>3
電子版は積ん読率がさらに高まるということはあると思います。
録画して見ないテレビ番組もそうですか、部屋のスペースを圧迫しないという安心感が、いつまでも読ませないことにつながるんですよね。