東京都港区赤坂に28平米ほどのマンションを買った。築37年の南向きだ。
価格は前回の記事に書いた。けっこうお得な値段だとは思う。
特徴は、都会のど真ん中にあって、駅から近いこと。赤坂駅、溜池山王駅、六本木一丁目駅の間くらいにある。それと、南向きで日当たりはかなりいいいことだ。眺望も良い。

ぼくがなぜこのマンションを買ったかというと、まずは資産運用のためだ。
ぼくには、不動産の将来について一つの「読み」というものがある。それは、「都心の不動産価格は値上がりするのではないか」ということだ。

なぜかというと、近年は都心に物件が増えるのに伴って、郊外からどんどんと人が都心に引っ越してきている。そのため、郊外のベッドタウンは地価が下がり傾向だ。特に、ぼくが長年暮らしていた高幡不動などは下がっている。ここは、新宿から特快で30分ほどなのだが、それくらいだと、もう通勤圏としては「遠い」と判断されてしまうのだ。

そんなふうに、東京のベッドタウンの地価は軒並み下がっている。すると、郊外の地価の下がることが一つのトレンドみたいになって、人々の心理に微妙な影響を及ぼす。
というのは、郊外に不動産を持っていると「損」に思えてきて、多くの人が都心に買い換えようとするのではないか――ぼくはそう見ているのである。

そのため、都心の地価は上昇すると予測している。そのことがあって、都心に不動産を買い、そこを人に貸すことで、資産運用しようとしたのだ。

ただし、そうはいっても、ただ買って貸すだけだとつまらない。ぼくは、どうせ貸すなら言い方は変が「ぼくらしい部屋」にしたいと思った。
というか、せっかくマンションを買ったのだから、「リノベーション」しないとつまらない。リノベーションは、やっていて熱中できるうえに、経験値としても貴重なものが積み上がる。だから、やって損はないのである。
現に、こうしてブロマガに書けることでも、情報としての価値をすでに発揮している。

そうしたこともあって、ぼくは部屋をリフォームすることを決めた。ちなみに、リフォーム前はこんな部屋だった。