Phychopath714 のコメント

今回のご意見には、私も大いに同感するところです。最近のラノベは、上っ面を「流行」で固めてあれば受け入れられるような風潮があるようで、物語としての骨が抜けているような気さえしています。それでも市場が成り立っていられるのは、記事でおっしゃっているように大量生産~大量消費で市場を回しているからこそ通用しているのでしょう。
それが原因とまでは思いませんが、昨今のラノベ作家志望者(ひいては一般向けレーベルでのデビューを志す一部の人)の勉強不足を助長する要因であることは言うまでもないです。その小説を読み終えた読者が「俺でも書けそう」という感想をこぼしてしまうようなものを、小説家は売ってはいけないのだという気概さえ失われてしまってはいないかと私は心配です。もっとも、気概というのもある意味間違いではあります。それは当り前の心得であるべきなのですから。
元来小説とは文学の精通者、いわゆる文士の手による希少な職種でありました。彼らの文章がお金になったのは、素人には真似のできない〝何か〟が秘められているからこそだと言えます。あなたのおっしゃっている古典で学ぶべきものとは、おそらくその何かのことであろうと私は思いました。

No.24 139ヶ月前

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