トヨタ生産方式について考える:その10(1,776字)
トヨタ生産方式とは、「生産方式をたえず考え続けることがだいじ」という、入れ子構造的な、クラインの壺的思想である。「考えとは何かを考えることこそ考え」のようなものだ。「生産方式とは何かを考えることこそ生産」というわけである。
この思考メソッドは、驚くべきことにさまざまなことに応用できる。特に学習に応用できる。どういうことかというと、「勉強方法を考えることこそ勉強」というわけである。これで、勉強が格段に捗るのだ。
実際、ぼく自身偶然にもその経験がある。高校3年生のときに、1年間勉強方法について一生懸命考え続けた。勉強するのではなく、「どう勉強したら効率よく成績が上がるか?」ということを考え続けたのだ。そうしたところ、驚くべきスピードで成績が上がった。そうして、あっという間に大学に合格することができた。
この方式を、ぼくはメソッド化したいと思っている。そういう学校が可能なのではないか。すなわち、
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