知らないと損をする世界の裏ルール:その8「戦争の本質」(2,061字)
2022年2月に、ロシアがウクライナに侵攻した。つまり、戦争が始まった。
戦争自体は、現代でも珍しくない。ただ、今回ロシアが起こした戦争は、「戦い方」が昔ながらだったので、多くの人が驚いた。まさか21世紀に入ってまでそういう戦い方をする国が現れるとは、(ロシア及びプーチンに相当詳しい人以外は)誰も思っていなかったのだ。
しかし、こういう構造はよくある。ぼくはそれを「ろうそくは燃え尽きる前が一番明るい現象」と呼んでいる。
例えば、夜というのも、夜明けの直前が一番暗いといわれている。線香花火も、やっぱり燃え尽きる前にパッと弾けるように火花を散らす。
つまり、ある現象が終焉を迎えると、スーっとフェイドアウトするのではなく、直前に大きな揺り戻しが起こるのだ。それと同じで、今回のロシアの戦い方も、それがもう終焉を迎えているからこそ、逆にパッと燃え上がったのである。
また、この記事はまだロシアが攻め込
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