[質問]
障害者アートについて関心を持つ者です。すごくいいと思う作品があります。しかし、作家のスタイルはあまり変化しないという側面もあります。その表現スタイルは、その人らしいオリジナルであるとも思うし、そのスタイルによってその人は守られている気もします。障害者アートについてハックルさんはどのように思われているか、よかったら聞かせて下さい。

[回答]
スタイルが共通するのは、同じ(あるいは同じ考えの)指導者がいて、そういう方向へ誘導しているからでしょうね。障害者といってもさまざまいますが、彼らが始めやすく、かつ見栄えが良くなるというスタイルがあるのです。そういうスタイルが一定の評価を得るという価値観が醸成されているので、「障害者アート」というカテゴリーが成立しているのでしょう。買う方も、「これを障害者が作ったのか」という目で見ると価値を感じられるので、評価しているということもあると思います。