ゲームと懐かしさ:その3(2,324字)
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映画と懐かしさの相性の良さは、大林宣彦監督の尾道シリーズが証明している。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ダーティー・ダンシング』などもそうだ。『フォレスト・ガンプ』もそうである。
少し前、『ストレンジャー・シングス』というドラマが流行ったが、これも「懐かしさ」がその魅力の根底にあった。『スタンド・バイ・ミー』など最たるものだ。
ゲームでこれに類するものはあるか?
パッと思いつくのは『マザー』だが、これは『スタンド・バイ・ミー』という映画にあった「アメリカ的な懐かしさ」を模倣した「擬似的な懐かしさ」だ。日本人は、「懐かしい」とは感じなかったが、一方で「わあ、『スタンド・バイ・ミー』の世界みたい」との感慨は覚えた。
前回の記事に、「『レッド・デッド・リデンプションII』は懐かしさに基づいており、しかもヒットしている」とのコメントをいただいた。これは、アメリカでは大ヒットしたが、日本ではあ
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コメント
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「擬似的な懐かしさ」とはなるほどな、と思いました。
「レッドデッド2」については、私も日本人で西部劇には明るくないのですが、生活描写に
どこか昔の名作劇場アニメのような牧歌的な部分(人死に出まくりですが・・・)も感じ、心地よい世界ではありました。
しかし、そこで描かれる物語は「主人公は上司(強盗団のボス)がとっくに老害になっていることに気づいてるのに、昔に世話になっているので気づいてない振りをする(自分に嘘をつく。結果、悲劇を招く)。」という現代にも置き換えられるものでなかなか攻めた創作物だなあと感心しました。