映画には懐かしさがある。
ではゲームはどうか?
今、ゲームで主流なのは「箱庭系」である。あるいは自分で箱庭を作るものだ。リアルタイムシミュレーションも人気である。
例えばFPSというゲームがある。内容は単純なドンパチだが、オンラインでプレーすると複雑なチーム戦となる。
そうなると、ドンパチの生理的快感に加え、チーム戦の感情的快感や、戦略の思考的快感も得られるようになる。つまり、3つの快感が同時に得られる。こうなるともう人は、この魅力から逃れられない。
リアルタイムシミュレーションも同じである。『リーグオブレジェンド』というゲームが人気なのだが、やはりドンパチの生理、チーム戦の感情、戦略の思考のいずれの快感にも紐付いている。
しかしながら、こうして概観してみるとゲームにはあまり「懐かしさ」が紐付いていないことが分かる。
まず箱庭系ゲームだが、これはもともと精神医学の「箱庭療法」と深い関係性が
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海外のオープンワールドゲーム、例えば「レッドデッドリデンプション2」なんかは
同じ箱庭でも不条理蠢く把握できないほど広い世界、そして西部劇の懐かしさと極めて映画的な文法で作られつつ、
大ヒットをしています。(日本ではそんなに売れませんが)
ただFPSやリーグオブレジェンドのように厳粛なルールの元でゲームをする感覚は薄いので、
映画とゲームの合いの子のようなものかもしれません。
岩崎さんの海外オープンワールドゲームに対する見解もまた読んでみたいです。