日本の一番の問題は、もう必要のなくなった会社員という仕事を、企業や政府(自民党)の努力で存続させているところである。どうやって存続させているかというと、「人件費を抑える」という形だ。だから、日本人の給料は下がり続けている。その意味では、国民全体で必要のなくなった仕事を無理やり存続させている、ということになる。
これは、たとえるなら底に穴の開いた船に浸水してくる水を乗組員全員がバケツで掻き出しながら乗り続けている――という状況だ。船を止めることもしないし、船から下りることもしない。ただそのボロボロの船を、船員をへとへとにさせながら後生大事に乗り続けているのだ。
だから、やがて沈没するのは目に見えている。船員が疲れてもう水を掻き出せなくなったり、もしくは船の底の穴が大きくなり全力で掻き出しても浸水が食い止められなくなったりしたら、船は沈没する。
このとき、一部の乗組員は上手く逃げおおせるだろう
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