1970年代にテクノロジーの急激な進歩と普及によって、世の中には実働を伴う仕事が少なくなった(もしくはなくなった)。しかし日本人は、1960年代までの高度経済成長と戦後復興の神話によって「働かざる者食うべからず」という考えが深く内面化されてしまっていた。そのため、働かないということに耐えきれなかった。そこで、仕事を捏造した。そして、多くの人がその捏造した仕事にいそしみ、働いている振りをした。
しかしそれは、本来は要らない仕事であったため、多くの人が「自分はなんと不毛なことをしているのだろう」と、心を病ませていった。また、いつ不毛な仕事をしていることがバレないかとヒヤヒヤしていたため、「働いている振り」に拍車がかかり、とうとう24時間働き続けるのが当たり前になった。
そこに至ると、そもそも心を病ませていたのに、今度は身体をも病ませるようになった。そうしてやがて会社に行けなくなり、悪い場合には
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