人生における選択を活発化させるためには、なるべく多くの経験を積んだ方がいい。そこでは、経験の「数」もだいじになるが、同じかそれ以上に「質」がだいじになってくる。なるべく質の良い「有効な経験」を積んだ方が、その後の人生の選択をより積極的に、より活性化させることができるからだ。
では、質の良い有効な経験とはどのようなものか?
その前提として、まずは「意志の自由」が確保されているか否かが焦点となってくる。つまり、経験した本人が、他者から言われたのではなく自分の意志で選択したという気持ち,
がだいじになってくるのだ
なぜかといえば、自分が自由に選択したという前提があると、そこで自然に「責任感」が芽生えてくるからだ。その選択をしたことや、起こった結果に対する責任の意識が、必然的に生じてくるのである。
例えば登山をしたとき、他人から勧められたりあるいは強制されたりして行くと、自然とその行動が他人任せに
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