動画——その魅力の底知れなさ:その2(2,223字)
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動画の歴史は19世紀末に始まった。その頃、アメリカで「ギャロップする馬は、四つの足を全て宙に浮かせている瞬間があるか?」という論争が湧き上がった。肉眼では確認できなかったので、エドワード・マイブリッジという写真家が撮影を試み、それを確かめることとなった。
そこでマイブリッジは、写真機を改良してギャロップする馬の連続する12枚の写真を撮ることに成功した。すると、ギャロップする馬には全ての足が宙に浮いている瞬間があることが分かった。こうして、長年の論争にようやく終止符が打たれた。
ところが、この連続写真は思わぬ副産物を生み出した。一連の写真を点滅させながら展開させると(つまりパラパラ漫画のようにめくっていくと)、まるで実際に走っているように見えたのだ。いわゆる「動画」になっていたのである。
そこでマイブリッジは、「ズープラクシスコープ」という回転する的のような機械を作って、その動画を誰
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