ハックルベリーに会いに行く

世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その48(1,999字)

2016/12/13 06:00 投稿

  • タグ:
  • 日本の美的感覚
『ドンキーコング』は、もともと任天堂アメリカで開発したアーケードゲーム(ちなみに『スペースインベーダー』の類似商品だったらしい)が全く売れず、コンピューターの基板が3000枚余ったところから始まった。そこで社長の山内は、この残りの基板を使って何かゲームを開発するよう横井に依頼したのだった。

依頼を受けた横井は、当時『ゲーム&ウォッチ』が発売されたばかりでその開発に忙しかったため、プロデューサー的な役割でこのプロジェクトにかかわる。そこでディレクターとして起用したのが、当時デザイナーとして商品パッケージなどを手がけていた入社2年前の宮本茂だった。

そうして始まったこのプロジェクトにおいて、横井がまずコンセプトとして立てたのが「『ポパイ』のゲームにする」ということだった。この頃、任天堂はディズニーのトランプなどを手がけていたこともあり、キャラクタービジネスには知識と経験があった(実際、『ゲーム

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細