「文学部只野教授」が売れていたとは知らなかった。 今、この本に付いて語る人がどれほどいるのか? 読んだ事はあるが筒井康隆のドタバタコメディの域を出ていない。出てくる人間も碌でなしばかり。 主人公は授業で自分の学説の対立相手をこき下ろすという人間の嫌な部分を見せつけてくれた。そうですかこれが「アカデミック」というものですか。 最期の見せ場で、怒り狂った脇役が同僚に斬りつける現場に居合わせるという、およそ主人公らしくない立ち位置だった事だけが印象に残っており(しかも結局文学論と絡まない)、ラストエピソードって大事だな、という事を教えてくれた事が私に取ってのこの本の価値でした。 なお、もしドラは読んでません。
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ハックルベリーに会いに行く
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「文学部只野教授」が売れていたとは知らなかった。
今、この本に付いて語る人がどれほどいるのか?
読んだ事はあるが筒井康隆のドタバタコメディの域を出ていない。出てくる人間も碌でなしばかり。
主人公は授業で自分の学説の対立相手をこき下ろすという人間の嫌な部分を見せつけてくれた。そうですかこれが「アカデミック」というものですか。
最期の見せ場で、怒り狂った脇役が同僚に斬りつける現場に居合わせるという、およそ主人公らしくない立ち位置だった事だけが印象に残っており(しかも結局文学論と絡まない)、ラストエピソードって大事だな、という事を教えてくれた事が私に取ってのこの本の価値でした。
なお、もしドラは読んでません。